
2025年2月26~27日にタイのバンコクにて、きぼう利用ワークショップが開催されました。オンライン参加者を含め、54名が参加しました。
きぼう利用ワークショップは開催国の研究者や民間企業に対して、宇宙環境利用や「きぼう」で行われている実験や活動について紹介し、情報共有することを目的としています。また、このワークショップを通して新しい宇宙環境利用につながることを期待し開催されました。
今回はオンラインとバンコク現地のハイブリッド開催となりました。ワークショップ内では宇宙航空研究開発機構(JAXA)とタイ地理情報・宇宙技術開発機構(Geo-Informatics and Space Technology Development Agency: GISTDA)とタイ国立科学技術開発庁(Thailand National Science and Technology Development Agency : NSTDA)といった宇宙機関の他、大学の研究者や民間企業から教育活動や将来の宇宙環境利用に向けた研究の紹介などの講演が行われました。
本ワークショップ、および翌日に開催された施設見学については、NSTDAでも紹介されています。

タイにおける宇宙教育活動
タイでの宇宙実験・微小重力環境実験例
本セッションでは、JAXAとGISTDAにおいて締結されている「きぼう」利用マウスサンプルシェアについての最新の進捗状況について、研究者から報告が行われました。また、タイで行っている宇宙食の開発や将来の宇宙農業に向けた研究内容についても紹介がありました。
宇宙産業


図2. きぼう利用ワークショップ講演の様子(Image by NASTDA)
NSTDA Technical Tour




図3. NSTDA Technical Tourの様子(Image by NASTDA)
過去のワークショップについてはこちら。
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA