利用状況と今後の予定

公開 2025年7月 9日

革新的材料研究支援プラットフォーム

<静電浮遊炉(ELF)※1 を利用した実験>
  • 6月23日、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動し、試料カートリッジの機能確認を行った後、MSPR2を遮断しました。


先進的燃焼研究支援プラットフォーム(次期PF候補)

<FLARE※2 実験を継続中>
  • 6月30日、地上から多目的実験ラック(MSPR)と固体燃焼実験装置(SCEM)※3 を起動し、SCEMの加圧リークチェックを開始後、両装置を遮断しました。
  • 翌7月1日には、両装置を起動させて加圧リークチェックの結果に問題がないことを確認した後、SCEMの減圧リークチェックを開始し、両装置を遮断しました。
  • 7月3日、地上からMSPRとSCEMを起動し、減圧リークチェックの結果を確認後、両装置を遮断しました。


超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得

<近傍通信システム(PROX※4)の機能確認>
  • 6月26日から27日にかけて、宇宙飛行士が地上と連携してPROXシステムおよび関連機器を起動し、健全性確認を行いました。その後、起動中のデータを取得し、6月30日に宇宙飛行士が地上と連携し、PROXを遮断しました。


<SFA※5 船外搬出>
  • 6月23日、SFAの船外搬出に向け、地上から「きぼう」エアロック(JEMAL)を減圧しました。
  • 6月26日、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)とJEMALを操作し、SFAを船外に搬出しました。
  • 6月27日、地上からJEMRMSを操作し、SFAを保管装置(Small Fine Arm Stowage Equipment: SSE)に収納しました。
  • 7月4日、地上からJEMALを加圧した後、宇宙飛行士が地上と連携し、JEMALのスライドテーブルから子アーム取付機構(SFA Attachment Mechanism: SAM)を取り外しました。
  • ※5 「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)の子アーム(Small Fine Arm: SFA)


学術研究の推進

<Hicari-II※6 Run#8実験終了>
  • 6月24日、実験の結晶成長モニタを完了し、温度勾配炉(GHF)※7 および勾配炉ラックを遮断しました。翌25日には、地上から両装置を起動し、使用済みカートリッジの取り出し準備を行いました。
  • 7月4日、宇宙飛行士が、地上への回収用にカートリッジの試料部分を分離しました。


継続実施中

船外利用

物質・物理科学分野、生命医科学分野、他


資料

タイトル サイズ ID
今週・来週の予定 2​0​25.7.7-​2​0​25.7.20 [ pdf: 366.0 KB] 74254
先週の実績 2​0​25.​6.23-​2​0​25.​7.6 [ pdf: 384.8 KB] 74253

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 宇宙環境利用推進センター
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