若田光一宇宙飛行士が、昨年10月からのISS長期滞在ミッションを終え、3月12日に地球に帰還しました。フロリダ州・タンパ沖に着水したクルードラゴン宇宙船運用5号機から降りる際には、若田宇宙飛行士と地上スタッフが笑顔で帰還を喜び合う姿が見られました。
それでは、今月も有人宇宙活動に関するさまざまなニュースをお届けいたします!
New Topics
- 最後の更新!若田宇宙飛行士の軌道上活動レポート
- ISS長期滞在ミッションを終えた若田宇宙飛行士の帰還
- プロジェクトリレートーク第2回から第5回まで続々更新
- 有人宇宙活動を地上で支えるしごと 「スペシャリストの声」更新
- アジアントライゼロG 2022で選ばれた簡易実験を軌道上で実施
- ISSの最新の成果を盛り込んだ冊子「人類への恩恵2022」を公開
- インクリメント69開始!マネージャーからのメッセージと利用ミッション予定をご紹介
【1】JAXA Humans in Space News
ISS長期滞在ミッション最終盤の活動内容をレポート!
昨年10月からのISS滞在で様々なミッションを遂行してきた若田宇宙飛行士がついに帰還。ISS滞在も終盤を迎えた2月中旬以降の活動をレポートします。3月8日には、帰還のための出発準備を開始しましたが、その直前まで精力的にミッションにあたりました。
また、ISS滞在中に行われた交信イベントや、宇宙ならではの映像など、若田宇宙飛行士から地上に届けられた活動の様子は、以下の動画アーカイブページからご覧いただけます。
クルードラゴン宇宙船運用5号機の地球帰還を時系列でご紹介
約5か月に渡るミッションを終えた若田宇宙飛行士が、地球への帰還の途につく模様をレポート。クルードラゴン宇宙船運用5号機のハッチが閉鎖された後、ISSから離脱し、地球へ帰還(海上に着水)してクルーが機体から降りるまで、順を追ってご覧ください!
もっと詳しく様子を知りたい方は、当日にYouTubeでライブ配信された生中継番組をご覧ください。
また、帰還後初の記者会見の一部もこちらでレポートしております。
プロジェクトリレートーク 多様なプロジェクトチームが登場!
有人宇宙活動を支える様々なプロジェクトを、携わるメンバーの対談形式でご紹介する「プロジェクトリレートーク」。今回は4つのプロジェクトチームが登場。それぞれの仕事のやりがいや魅力、悩みや苦労について語っています。
きぼう利用センターと事業推進部のスタッフにインタビュー
有人宇宙活動を地上で支える、様々な分野のスペシャリストにフォーカスを当ててご紹介する「スペシャリストの声」のページを更新!船外実験担当、法務担当のお二人に仕事内容とその中での苦労ややりがいについてインタビューしました。
アジアントライゼロG 2022の簡易宇宙実験を若田宇宙飛行士が実施
若田宇宙飛行士のISS滞在期間中に実施したアジアントライゼロG 2022の簡易実験。アジア・太平洋地域の480名の学生から寄せられた201件の実験テーマのうち、選定された6実験が若田宇宙飛行士の手で実施されました。実験を提案した日本、フィリピン、シンガポール、台湾、タイの学生たちは、筑波宇宙センターとオンラインで、その実験実施にドキドキしながら立ち会いました。
「Benefits for Humanity 2022」日本語版を公開
ISSプログラムサイエンスフォーラムから発行された冊子「Benefits for Humanity 2022」の日本語版を公開しました。この冊子は、ISSで行われている内容が地上にどんな恩恵をもたらしているのかに焦点を当ててまとめられています。写真も多く、読みやすい構成になっていますので、ぜひご覧ください。
インクリメント69の期間がスタート
3月29日からインクリメント69の期間がスタートしました。インクリメントとは、ISSの運用期間の単位。インクリメントごとに運用の取りまとめ役であるインクリメントマネージャが交代します。インクリメント69のキーメッセージは『「きぼう」による新たな価値の創出を通じた日本のプレゼンスの発揮』。井田インクリメントマネージャからのメッセージと、期間中の利用ミッション予定をご紹介します。
【2】JAXA宇宙飛行士最新情報
注目された発信
若田宇宙飛行士が、地球への帰還運用を支援して下さった皆さんに、感謝の言葉をツイート。帰還の翌日には、ヒューストンへ戻り、ジョンソン宇宙センターの隔離施設で医学検査などを行っていることも報告しました。
【3】メディア・イベント情報
イベント情報
イベント・セミナー情報は以下をご覧ください。
【4】ギャラリーの注目情報
今月の注目カテゴリ:若田宇宙飛行士
【5】Enjoy Space Experience
このページでは有人宇宙技術部門がおすすめするコンテンツのご紹介をしています。ぜひご覧ください。
今月の「JAXA Humans in Space News」いかがでしたか?次回の発行は2023年4月末頃を予定しています。
※本文中の日時は全て日本時間です
発行者:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門
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