JAXA古川宇宙飛行士と UAEアル・ネヤディ宇宙飛行士が第4回Kibo-RPC参加学生へのメッセージビデオを撮影しました

第4回「きぼう」ロボットプログラミング競技会 （以下、Kibo-RPC）は、国際宇宙ステーション（ISS）に滞在中の古川聡宇宙飛行士とアラブ首長国連邦（以下、UAE）Mohammed Bin Rashid Space Centre （以下、MBRSC）のスルタン・アル・ネヤディ宇宙飛行士の協力により、軌道上決勝に向けた準備が進められています。2023年8月28日には、大会参加者に向けたメッセージビデオを撮影しました。UAEは第4回Kibo-RPCの参加国の1つであり、UAE国内におけるKibo-RPCの運営を担当するMBRSCの協力のもと、今回のビデオ撮影が実現しました。

アル・ネヤディ宇宙飛行士は、ISS長期滞在に向けた訓練のため、2022年12月に筑波宇宙センターを訪問し、Kibo-RPC軌道上リハーサルの実施に向けた打ち合わせを実施しました。

その後、アル・ネヤディ宇宙飛行士は、2023年3月からISSに長期滞在しており、5月から8月にかけて行われた第4回Kibo-RPCの軌道上リハーサルを担当しました。軌道上リハーサルでは、Astrobeeの飛行動作・挙動を確認するデモンストレーションや、軌道上決勝大会本番で使用する機材のセッティングなど、競技会実施にかかわる技術的な確認を実施しました。そして、軌道上決勝を担当する古川宇宙飛行士に作業を引き継ぎました。

2023年9月に実施予定の第4回Kibo-RPC軌道上決勝大会は、古川宇宙飛行士により実施される計画となっています。古川宇宙飛行士とは、アル・ネヤディ宇宙飛行士と同様、 ISS搭乗の前にKibo-RPCの実施に向けた打ち合わせを実施しました。打ち合わせでは、第4回Kibo-RPCのゲームシナリオや競技のポイント、軌道上決勝大会における古川宇宙飛行士の作業内容について確認しました。

今回2人の宇宙飛行士によって撮影されたメッセージビデオは、2023年10月頃に開催する軌道上決勝大会の結果発表イベントにて放送される予定です。イベントの様子はYouTubeの JAXAチャンネルにて配信します。お楽しみに！