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ISSリアルタイム交信イベントを開催予定!宇宙好き大学生・大学院生の出演者を募集中 JAXA Humans in Space News 2023年9月号
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12年ぶりのISS滞在で、長期ミッションにあたっている古川聡宇宙飛行士。体液シフトのため顔が丸くムーンフェイスになっているそうですが、前回の滞在とは異なり、宇宙酔いはほとんどなく、装置の設置や整備、実験やデータ収集など日々の業務を精力的にこなしています。
それでは、今月も有人宇宙活動に関するさまざまなニュースをお届けいたします!
New Topics
- ISSでの長期滞在ミッションを開始した古川宇宙飛行士の活動をレポート
- 古川宇宙飛行士に「推しミッション」への熱い想いをプレゼンしよう!
- 第4回「きぼう」ロボットプログラミング競技会の進捗状況について
- 9月28日からインクリメント70の期間がスタート
- 木造人工衛星開発のために「きぼう」で実証実験を行った村田先生にインタビュー
- アジア太平洋地域で初の「きぼう」利用マウスサンプルシェア協定締結
- 小動物飼育ミッションの成果が学術誌のオンライン版に掲載
- Fish Scales実験の論文がZoological Science Award(論文賞)を受賞
【1】JAXA Humans in Space News
12年ぶりのISS滞在!古川宇宙飛行士の軌道上活動をレポート
ISSに到着した翌日、8月27日からミッションにあたっている古川宇宙飛行士。早速、実証実験のサンプル採取やデータ取得、実験装置の設置や片付け、「きぼう」運用管制チームとのオンライン会議など、忙しく活動しています。
古川宇宙飛行士 軌道上活動レポート Vol.1(8/26〜9/8)
古川宇宙飛行士 軌道上活動レポート Vol.2(9/9〜9/22)
さらに9月14日には、日本の報道関係者を対象とした軌道上記者会見に臨み、12年ぶりとなるISS滞在の感想、活動に対する抱負など、記者から寄せられた質問に回答しました。
ISSとの交信イベント!宇宙好きの大学生/大学院生の出演者を大募集
ISSと地上スタジオをリアルタイムで結んで行う、古川宇宙飛行士との交信イベントに出演したい方を募集します。対象者は宇宙好きの大学生/大学院生のみなさん。選ばれた4人の方には、古川宇宙飛行士がISS長期滞在中に実施予定の12ミッションの中から推しミッションを選んで、プレゼンを行っていただきます!
第4回Kibo-RPCが10月頃開催予定の軌道上決勝大会に向けて進行中!
この春に参加募集を行った第4回「きぼう」ロボットプログラミング競技会の応募数は過去最多の421チーム、1685人にのぼりました。6月末から7月中旬には各参加国・地域で予選会が開催され、代表となった10チームが軌道上決勝大会に臨みます!
また、今大会において、軌道上リハーサル担当のアラブ首長国連邦のスルタン・アル・ネヤディ宇宙飛行士と、軌道上決勝大会担当の古川宇宙飛行士は、二人揃って参加者に向けたビデオメッセージを撮影しました。このメッセージも結果発表イベントで放送される予定です。
インクリメント70期間に予定されている利用ミッションを紹介
9月28日からインクリメント70の期間がスタートしました。インクリメントとは、ISSの運用期間の単位で、インクリメントごとに運用の取りまとめ役であるインクリメントマネージャが交代します。インクリメント70のキーメッセージは『「新たな価値創出の準備」と「着実な成果蓄積」で拓く「きぼう」利用のさらなる多様化』。井上インクリメントマネージャが期間中に予定されている利用ミッションをご紹介しています。
「きぼう」の活用で見えてきた、木造人工衛星の実現と宇宙での木材利用の可能性
木で作った人工衛星を打ち上げる。そんな前代未聞のプロジェクトに取り組む、京都大学の村田先生にインタビュー。プロジェクトの経緯や「きぼう」船外環境を活用して行った曝露実験までの道のり、そこから得られた知見や今後の展望についてお話を伺いました。
タイとの「きぼう」利用マウスサンプルシェア協定の締結
JAXAとタイ地理情報・宇宙技術開発機構は、JAXA小動物飼育ミッションでの未解析組織の供与に関して、アジア太平洋地域で初めてとなる、「きぼう」利用マウスサンプルシェアに係る協力協定を締結しました。
ストレス応答性転写因子Nrf2の新たな役割が明らかに
2018年に「きぼう」日本実験棟で実施された第3回小動物飼育ミッション。帰還マウスの血液や骨髄、肝臓などの組織を解析した結果、宇宙環境では炎症や免疫応答が影響を受け、微小血栓が形成されやすい状態になっていることがわかりました。さらに、ストレス応答性転写因子Nrf2が宇宙ストレスによる炎症・微小血栓形成を抑制することを明らかにしました。この成果は学術誌Communications Biologyのオンライン版に掲載されました。
小動物飼育ミッション成果:宇宙ストレスによる炎症・微小血栓形成をNrf2が抑制!
このような「きぼう」で得られた小動物飼育ミッションの科学成果に関し、「宇宙と健康」をテーマにした市民講座が11月5日に東北大学で行われます。オンライン参加もできますので、参加をご検討ください。(要申込み)
「きぼう」で行われたFish Scales実験の論文が日本動物学会「論文賞」を受賞
「きぼう」日本実験棟利用テーマ「宇宙空間における骨代謝制御」の宇宙実験結果を含めた論文が日本動物学会の学会誌Zoological Scienceに掲載され、論文賞を受賞。9月に開かれた学会の授賞式で表彰されました。
【2】JAXA宇宙飛行士最新情報
注目された発信
毎年9月12日は「宇宙の日」。毛利衛宇宙飛行士が日本人として初めて、スペースシャトルで宇宙に飛び立った日でもあります。この日、ISSに滞在中の古川宇宙飛行士は「皆さんに少しでも宇宙を身近に感じていただければ…」と動画を投稿。「きぼう」日本実験棟の窓を開け、眼下に見える実験装置や地球について語りました。
【3】メディア・イベント情報
イベント情報
イベント・セミナー情報は以下をご覧ください。
【4】ギャラリーの注目情報
今月の注目カテゴリ:古川宇宙飛行士
【5】Enjoy Space Experience
このページでは有人宇宙技術部門がおすすめするコンテンツのご紹介をしています。ぜひご覧ください。
今月の「JAXA Humans in Space News」いかがでしたか?次回の発行は2023年10月末頃を予定しています。
※本文中の日時は全て日本時間です
発行者:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門
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