2025.06.23
- お知らせ
月極域探査機(LUPEX)プロジェクトがISROチームとの技術インターフェース調整会をベンガルールで実施・駐インド日本大使を訪問・GLEX2025でのIP金賞を受賞
- 将来有人宇宙技術
GLEX2025でのIP金賞を受賞
2025年5月7日〜9日にインドのニューデリーでGLEX2025(The Global Space Exploration Conference 2025)という学会が開催され、LUPEXプロジェクトマネージャの麻生大からLUPEXのミッション概要についてのインタラクティブプレゼンテーション(IP)を実施し、そのプレゼンテーションがIP部門の金賞を受賞しました。
受賞コメント(LUPEXプロジェクトマネージャ麻生大)
LUPEXローバ開発概況の報告に対し、発表の途中から熱心な質疑応答が多数なされ、発表時間を2分もオーバしてしまいました。タイムキーパの特別な計らいでさらに2分間の質疑延長が行われましたが、途中でタイムアップとなりました。参加者のLUPEXへの関心の高さを実感でき、私自身のモチベーションもさらに上がりました。この賞を2017年から今日に至るまで弛まぬ検討、設計、試験を行ってきた日印合同チームの全員へ捧げます。

駐インド日本大使への表敬訪問
5月9日にインドのニューデリーにある在インド日本国大使館 小野大使に川崎理事補佐他が表敬訪問しました。2025年はインドと日本の科学技術交流40周年の年であり、日印協力の取組としてLUPEXプロジェクトの紹介等を行いました。

第3回LUPEX技術インターフェース調整会の実施
5月13日〜14日は、ベンガルールで第3回となる技術インターフェース調整会を実施しました。日本からJAXA、MHIの関係者15名が現地で参加し、LUPEXに関する技術調整を行いました。
今年3月にISROでもLUPEXが正式にプロジェクト認可され、ISROの科学局長であるM. Ganesh Pillai氏、ISROの科学プログラム室の部長であるTirtha Pratim Das氏からもLUPEXプロジェクトの重要性を述べられました。LUPEXのISRO側のチーム長であるG. Ravi Chandra Babu氏とJAXAの麻生プロマネのリードの下、各インターフェイスの調整が行われ、活発な議論となりました。
今年3月にISROでもLUPEXが正式にプロジェクト認可され、ISROの科学局長であるM. Ganesh Pillai氏、ISROの科学プログラム室の部長であるTirtha Pratim Das氏からもLUPEXプロジェクトの重要性を述べられました。LUPEXのISRO側のチーム長であるG. Ravi Chandra Babu氏とJAXAの麻生プロマネのリードの下、各インターフェイスの調整が行われ、活発な議論となりました。

※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA