開催日程
1日目:2025年4月10日 (木) 8:00~11:00 am (日本時間)
2日目:2025年4月11日 (金) 8:00~11:00 am(日本時間)
2日目:2025年4月11日 (金) 8:00~11:00 am(日本時間)
背景
有人与圧ローバ―(Pressurized Rover: PR)は、有人または無人により月面を移動可能な探査車であり、米国の推進するアルテミス計画に供するべく、JAXAおよびNASAの共同パートナーシップにより開発が進められています。月南極域の探査においては、1年のうち約28日程度の期間は宇宙飛行士がPR船内に滞在し、それ以外の期間は無人での運用が想定されています。無人運用時には、PRは有人運用での着陸地点周辺を超えたより広範囲な領域を探査し、さらなる科学目標を達成することが期待されています。
本ワークショップでは、月面およびその周辺環境の無人科学探査において、PRの用途および潜在的な利用の可能性を議論することを目的としています。さらに、想定されるPRの仕様ならびに無人運用能力に関する情報を提供することで、国内外の科学コミュニティの垣根を超えたコラボレーションを実現し、将来的な月面の探査領域やペイロードの種類に関する情報を広く募ることが期待されています。また、今後2031年頃のPRの月面到着へ向けて、このようなPR科学ミッションに係るワークショップを段階的に開催していく予定です。
本ワークショップでは、月面およびその周辺環境の無人科学探査において、PRの用途および潜在的な利用の可能性を議論することを目的としています。さらに、想定されるPRの仕様ならびに無人運用能力に関する情報を提供することで、国内外の科学コミュニティの垣根を超えたコラボレーションを実現し、将来的な月面の探査領域やペイロードの種類に関する情報を広く募ることが期待されています。また、今後2031年頃のPRの月面到着へ向けて、このようなPR科学ミッションに係るワークショップを段階的に開催していく予定です。
ワークショップに期待されるゴール
- より広範な科学コミュニティとの間でPRの仕様および能力を議論する。
- 日米、および世界中において、惑星科学、生命科学、物理化学、ヒト研究の分野を含む科学コミュニティとの間でコラボレーションを促進する。
- PRのミッション制約の範囲内で、複数の科学分野に跨る課題、および探査すべき領域を識別する。
- PRの探査能力を効果的に利活用可能な科学機器を識別する。
ワークショップの想定トピック・セッション
- PRの運用コンセプト
- JAXAにおける PR を利用した科学目標
- NASA における包括的な月面科学目標
- 期待される月南極域の科学探査領域および南極域外の領域
- PRへの搭載を想定した科学機器の参考リスト
ワークショップの成果
- 広範な科学コミュニティとの議論により、新たなアイデアや情報が創出されること。
- PRの能力を効果的に利活用可能な科学目標を識別し、優先度の見通しを得ること。
- PRの能力を最大化する科学機器の参考リストが得られること。
- PRによる無人科学運用機会に係るコンセプトが提供されること。
- PR運用コンセプトにおける相違、制約、課題が識別されること。
想定される参加者
- NASA/JAXA PR プロジェクト内部の研究者、技術者、及び関連ステークホルダー
- 惑星科学、生命科学、物理化学、ヒト研究に携わるアカデミア・一般研究者
- 科学機器の開発企業
- 産業・関連企業
有人与圧ローバ―のミッションコンセプトおよび想定される能力
ワークショップに関する今後の論文提出およびプレゼンテーション作成に向けて、PRの想定能力およびミッションコンセプトの概要を以下の添付よりご参照ください。
注: 上記の内容は検討中の情報に基づいており、実際の能力や制約は今後のPR開発に伴い変更となる可能性があります。
今後の対応について
別途ホームページにて詳細をご案内いたします。ワークショップにて登壇・プレゼンテーションの実施を希望される方については、今後簡単な論文のご提出を依頼させていただきます。
注:本ワークショップはPRの将来科学ミッションを公募するものではありません。搭載機器の提案やミッション・チームの公募に関しては現時点では未定となります。
国内問合せ先
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA