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オンラインで開催された第27回アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)での宇宙フロンティア分科会(SFWG)の報告
- きぼうアジア利用推進室(KUOA)
- 「きぼう」利用のご案内
概要
実施日
実施場所
参加国・地域および機関数
参加人数
第27回アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-27)は、新型コロナウイルスの世界的流行により2021年11月29日から12月3日にオンラインで開催されました。会期中に、APRSAFの5つの分科会のうち、宇宙環境利用と宇宙探査を柱とした宇宙フロンティア分科会(SFWG)が、11月30日と12月1日に開催されました。 SFWGでは、ベトナム科学技術アカデミー宇宙技術研究所(VAST-STI)のDoan Minh Chung博士とJAXA小川志保きぼう利用センター長が共同議長を務め、20か国・地域から53機関129人が参加しました。
APRSAF-27の全体会議では、VAST-STIのDoan Minh Chung博士が、SFWGの活動報告を発表し、その中でフィリピン宇宙庁が新メンバーとして「きぼう」を利用したアジア・太平洋協力イニシアチブ(Kibo-ABC)に加盟し、アジア諸国での「きぼう」利用の活発化について説明しました。「きぼう」利用成果としてタイのタンパク質結晶実験やマレーシアの放射線計測実験、ライフサイエンス実験テーマとして第3回アジアの種子2022-21 (AHiS)プロジェクト、「きぼう」利用活動として小型衛星放出、国際宇宙探査活動として多面的な宇宙探査へのアプローチについてなど、「きぼう」の利用実績と今後の利用活動にも言及されました。
SFWGについて
SFWGは「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC)やAHiSなどのKibo-ABC活動へ多くの若手研究者・技術者・青少年の参加を促し、地域の人材育成につなげました。これら地域での「きぼう」利用の増加と利用への期待の高まりを認識し、人間が継続的に滞在するISSの魅力を最大限に生かして、引き続き「きぼう」利用を通じて科学技術の発展とSDGsの達成に寄与していくことが期待できます。また、国際宇宙探査が地域の発展の場となるべく、その取組みについて継続して情報交換していきます。
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※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA