若田宇宙飛行士がミッション報告会/日本帰国記者会見を実施　JAXA Humans in Space News 2023年5月号

• 訓練風景の公開/搭乗機決定の記者会見を行った古川聡宇宙飛行士
• 帰国記者会見/ミッション報告会に登壇した若田光一宇宙飛行士
• J-CUBEプログラム 2023年度の公募を開始
• アジアントライゼロG 2022の成果報告会を開催
• ISS・「きぼう」利用シンポジウム2023のアーカイブ動画公開
• 「きぼう」で行われたコロイド会合体形成実験の成果が科学学術誌に掲載

2023年度中のISS長期滞在を予定している古川宇宙飛行士が、5月12日に筑波宇宙センターにて訓練の様子を報道関係者に公開し、ISS搭乗に向けた取組状況や抱負を伝えました。また5月22日には、古川宇宙飛行士の長期滞在に関する記者会見が開催され、JAXAとしてCrew-7搭乗機決定を発表しました。

▼訓練公開の様子はこちら

▼記者会見のプレスリリースはこちら

JAXA古川聡宇宙飛行士の国際宇宙ステーション（ISS）長期滞在 搭乗機決定について

地球帰還後、米国でリハビリ等を行なっていた若田宇宙飛行士が日本に帰国。5月24日に開かれた帰国記者会見に臨み、日本人最多となった5回目の宇宙滞在について改めて語りました。そして5月27日には日本科学未来館で開催されたミッション報告会に登壇。JAXA宇宙飛行士の長期滞在ミッション報告会を対面で開催するのは、2018年に帰還した金井宇宙飛行士以来となります。その様子はJAXA YouTubeチャンネルでもライブ配信され、また、全国45か所の科学館・博物館、JAXA事業所などでパブリックビューイングが開催されました。

▼帰国記者会見の様子はこちら

若田光一宇宙飛行士の帰国記者会見

▼ミッション報告会の様子はこちら

若田宇宙飛行士ミッション報告会

また、若田宇宙飛行士のミッション成果をまとめたサイト「157日の記録」も公開しましたので、ぜひご覧ください！

JAXA若田光一宇宙飛行士 第68次ISS長期滞在ミッション「157日の記録」

「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星の放出機会を提供するJ-CUBEプログラムの2023年度公募が開始されました。超小型衛星の開発、またはこれから開発を始めようとしている大学・高専の方は、ぜひ一度、応募の詳細をご覧になってください。

アジアントライゼロGは、日本をはじめアジア太平洋地域の若者から募集した宇宙実験を「きぼう」で実施するプログラムです。2022年のテーマ募集では全6実験が選定され、この度その成果報告会が開催されました。実験の提案者がそれぞれ解析結果を発表し、厳正な採点により選考された実験にはアワードが授与されました。

今年2月9日に開催された、ISS・「きぼう」利用シンポジウム2023。開催に先立って配信した事前特番やシンポジウムの内容を、YouTubeのJAXA Channelでアーカイブ配信しています。特番を見逃した方、シンポジウムに参加できなかった方は、ぜひご覧ください！

「きぼう」利用テーマ「微小重力を用いた多成分会合コロイド系の相挙動の研究（Colloidal Clusters）」の実験成果がネイチャー誌の宇宙実験に関するパートナージャーナル「npj Microgravity」誌に掲載され、研究代表者が所属する名古屋市立大学からプレスリリースとして公表されました。地上では難しいチタニアの会合体形成に成功し、ポリエチレンの会合体でも地上とは異なる結果が得られています。

5月初旬に米国から日本に帰国した若田宇宙飛行士が「久しぶりにつくば駅周辺を歩いていたら目に入りました」と、1枚の写真を添えてツイートしました。写っていたのは「お帰りなさい！若田光一宇宙飛行士」と書かれた横断幕。若田宇宙飛行士は「つくば市の皆さん、ISS長期滞在ミッションの応援ありがとうございました！」と改めて感謝の言葉を述べました。

若田宇宙飛行士公式Twitter

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