公開 2023年5月 9日
国際宇宙ステーション・「きぼう」日本実験棟利用テーマ「微小重力を用いた多成分会合コロイド系の相挙動の研究(Colloidal Clusters)」(研究代表者:名古屋市立大学 山中淳平教授)の実験成果がnpj Microgravity誌に掲載されたことが同大学からプレスリリースとして公表されました。
本実験では塩添加した水 (分散媒と呼びます) に分散させたチタニアおよびポリスチレンの微粒子を用いました。チタニアは比重が高く、地上では会合体を形成する前に沈殿・凝集してしまいますが、微小重力環境である「きぼう」では、沈殿を抑制できるため会合体形成に成功しました。加えて、比重が分散媒と同程度であるポリスチレンの会合体においても、地上実験とは異なる結果が得られることが明らかとなりました。
詳細については、名古屋市立大学のプレスリリースをご覧ください。