JAXAでは、JAXA宇宙飛行士及びその候補者(以下、「宇宙飛行士」)の健康管理を行う航空宇宙医師(フライトサージャン:航空宇宙医師。以下「FS」)の候補人材の確保を意図し、FS業務を支援頂ける非常勤の医師(以下、「FS業務支援医師」)を不定期に募集しています。
FS業務支援医師は、以下のFS業務を支援頂くとともに、現役FSらによる講義等を通じてFSへの理解を深めて頂きます。
(1)宇宙飛行士の年次医学審査に必要とされる準備等
(2)宇宙飛行士健康管理運用に係る国際調整及びリモート会議への出席等
FS業務支援医師は、以下のFS業務を支援頂くとともに、現役FSらによる講義等を通じてFSへの理解を深めて頂きます。
(1)宇宙飛行士の年次医学審査に必要とされる準備等
(2)宇宙飛行士健康管理運用に係る国際調整及びリモート会議への出席等
応募・お問い合わせ
募集期間 | 未定 ※現在、募集は行っておりません ※次回選考は未定です |
応募・お問い合わせ | 応募・お問い合わせはこちらよりお願いいたします。 |
フライトサージャン(FS)とは
JAXAにおけるFSとは、航空宇宙医学の知識を持ち、宇宙飛行士の健康管理を行う専門医です。
FSの責任と役割
FSの役割は、宇宙飛行士の健康を維持することです。宇宙飛行士の選抜から始まり、定期的な医学検査、飛行前におけるリスクの高い地上訓練、打上げ直前検疫、打上げ時の医学支援、飛行中の健康管理運用、飛行後の医学検査やリハビリテーションなど、宇宙飛行士の健康を長いスパンにわたって管理します。
FSは、JAXAの常勤職員として、以下の職務を行っています。
FSは、JAXAの常勤職員として、以下の職務を行っています。
- 宇宙飛行士の医学基準、医学運用手順を国内・国際会議での調整を経て設定。
- 宇宙飛行士の日常健康管理・年次医学検査・医学審査準備。
- 宇宙飛行士の訓練時の医学管理と緊急時対応。
- ミッションに任命された宇宙飛行士の専任の医師として、ミッション前後の医学検査・健康管理の実施とミッション中の医学運用・緊急時対応。
- 宇宙飛行士候補者の募集・選抜のうち、医学及び心理学試験。
- 健康管理運用上の課題解決のための研究
FSの勤務地
日本(筑波宇宙センター)を本拠としますが、宇宙飛行士等の健康管理、国際調整等のため長期間海外(米国、ロシア)での業務があります。
国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッション中のFSの職務内容概要
宇宙飛行士の打上げ前10~14日頃から、FSは主治医として宇宙飛行士に同行し、打上げ地で飛行直前の毎日、健康状態の確認を行い、宇宙飛行士の身体面・精神面を注意深く観察し、適切に対応します。
宇宙飛行士がISSにいる間は、FSはNASAジョンソン宇宙センター(JSC)のミッションコントロールセンター(MCC-H)で宇宙飛行士の健康状況をモニタし、必要に応じて医学的な介入を行います。
帰還時には、FSは、帰還地で宇宙飛行士を迎え、帰還直後の医学検査を行います。そして帰還後のリハビリテーションでは、一緒に立ち会うほか計画にも参加します。
宇宙飛行士がISSにいる間は、FSはNASAジョンソン宇宙センター(JSC)のミッションコントロールセンター(MCC-H)で宇宙飛行士の健康状況をモニタし、必要に応じて医学的な介入を行います。
帰還時には、FSは、帰還地で宇宙飛行士を迎え、帰還直後の医学検査を行います。そして帰還後のリハビリテーションでは、一緒に立ち会うほか計画にも参加します。
FS認定までの流れ
FS認定を受けるには、FS業務支援医師としての経験を踏まえ、FS候補者として選考の上、JAXA常勤招聘職員(任期付職員)として採用された後、航空宇宙医学に関する専門的な知識及び経験を習得するため、国内及び米国にて研修を受けて頂きます(1年間程度)。左記研修を経て、FSとして認定された後、FSとしての職務に就きます。
※FS認定後も、雇用形態は常勤招聘職員(任期付職員)の継続となります。招聘職員としての任期期間中に、JAXAの人員・予算状況等により、プロパ職員採用プロセスを経て、プロパ職員(任期なし職員)として採用される可能性はありますが、当該機会が担保されるものではありません。
FSにかかる情報
以下のホームページもご参照ください。
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA