古川宇宙飛行士が帰国記者会見、ミッション報告会に登壇！ JAXA Humans in Space News 2024年6月号

• 日本に帰国した古川宇宙飛行士が記者会見に登壇
• 古川宇宙飛行士のミッション報告会イベントを開催
• 宇宙飛行士候補者の基礎訓練の様子をレポート
• 有人宇宙活動を地上で支える仕事「スペシャリストの声」更新
• インクリメント70/ミッション総括メッセージ
• Cell-Free Epigenome研究成果

3月に地球へ帰還しアメリカでのリハビリを終えて日本へ初帰国した古川宇宙飛行士が報道関係者向けに記者会見を行いました。会見ではISS長期滞在ミッションに関する成果報告を行い、記者からの質問に答えました。 

JAXA古川聡宇宙飛行士による帰国後記者会見

6月23日には、東京大学安田講堂でミッション報告会が開かれました。報告会の様子は、全国46か所のサテライト会場でも放送されました。当日は、ミッション成果の報告の他、トークセッションにてISSでの実験が月探査に向けた未来へどうつながるかを紹介。質問コーナーでは、宇宙での生活や身体の変化などの質問がメイン会場とサテライト会場から多数寄せられ大いに盛り上がりました。 

古川宇宙飛行士 ミッション報告会を開催しました！

宇宙飛行士認定に向け基礎訓練に取り組む、米田あゆと諏訪理の両宇宙飛行士候補者。今回は、ISSにおけるロボットアーム操作技術習得の第一歩となる基礎ロボティクス訓練の様子と、微小重力環境下での活動ができるようになるための無重量体感（パラボリック）訓練の様子を両候補者の感想も交えてお伝えします！

古川宇宙飛行士のISS長期滞在とほぼ同時期となったインクリメント70期間が4月6 日に終了しました。インクリメントマネージャを務めた井上が担当期間を振り返り、期間中に達成した成果と、ミッション関係者および声援をくださった皆様への感謝の言葉を伝えました。期間中は軌道上の宇宙飛行士、地上のフライトディレクタと管制チーム、そしてインクリメントマネージャと支援チームが三位一体となって問題に取り組み成果創出を目指しました。この功績はNASAからも認められ、"JSC Superior Achievement Award"  を受賞しています。 

有人宇宙活動を地上で支える、様々な分野のスペシャリストにフォーカスを当ててご紹介する「スペシャリストの声」のページを更新！過酷な宇宙環境で働く宇宙飛行士の健康を支える医師（フライトサージャン）になりたいという夢を抱き 、スポーツドクターから転向した医師に、これまでの経験やこれからの目標についてインタビューしました。 

「宇宙滞在中の液体生検による血漿中核酸のゲノム・エピゲノム解析 ～cfDNA等を用いた低侵襲体内モニタリングに向けて～（Cell-Free Epigenome）」の研究チーム（筑波大学）が、宇宙滞在中に体の深部組織で起こる変化を血液検体から網羅的に予測することに成功。この研究成果は科学雑誌「Nature Communications」に掲載されました。

大西宇宙飛行士が、クラス1（＝フライトモデル）の船外活動服を着用して行うEVA演習の様子を、写真と共に続々とポスト。実際に宇宙で使用されるモデルということで、1つひとつのパーツが光り輝いているそうです！それにしても、減圧症対策とはいえ、宇宙服を着て100％酸素を吸いながらスターウォーズを鑑賞する状況…宇宙飛行士でしかあり得ない経験と言えそうですね。

大西宇宙飛行士公式X 6月6日の投稿

大西宇宙飛行士公式X 6月7日の投稿

大西宇宙飛行士公式X 6月7日の投稿

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