アジアントライゼロG 2023の成果報告会、第5回「きぼう」ロボットプログラミング競技会の国内予選大会など、これらからの時代を担う若者たちを対象とした教育プログラムが行われ、どちらも大いに盛り上がりました。この中から、将来の宇宙飛行士、研究者、技術者が誕生する日も近いかもしれません。
それでは、今月も有人宇宙活動に関するさまざまなニュースをお届けいたします!
New Topics
- Asian Try Zero G 2023テーマ提案者が成果を報告
- 第5回Kibo-RPC 日本代表チームが決定
- 2022年度マウスサンプルシェアテーマの研究成果
- GEMPAKの構築に向けた最新状況の説明会を開催
- 2025年以降のJ-SSOD / i-SEEPに係る民間事業者を募集
【1】JAXA Humans in Space News
Asian Try Zero-G 2023の成果報告会が開催されました!
6月9日(日)に、Asian Try Zero-G(ATZ-G)2023の成果報告会がオンラインで開催されました。簡易物理実験11件、エクササイズ5件のテーマ提案者がそれぞれ実験の結果や考察を発表し、優れた提案に賞が授与されました。成果のダイジェストや発表資料PDFも以下のページからご覧いただけます。
第5回Kibo-RPC日本国内予選大会は、チーム「Celestial-Ravens」が優勝!
6月29日(土)に第5回「きぼう」ロボットプログラミング競技会(Kibo-RPC)の日本国内予選大会が開催され、参加19チームがシミュレータで、実行スピードと画像認識の正確さを競いました。その結果、東京理科大学、早稲田大学の合同チーム「Celestial-Ravens」が見事、優勝!同チームは日本代表として、秋頃に予定されている軌道上決勝大会に臨みます。
マウスサンプルシェアテーマの研究成果が論文に掲載
2022年度選定の「きぼう」利用マウスサンプルシェアテーマ、「低重力環境における口腔歯科医学展開にむけた基礎研究基盤」の組織解析の成果が「Frontiers in Physiology」に掲載されました。今後、さらに解析が進むことにより、将来のヒト宇宙生活における身体的・精神的健康を示すストレスモニタ、あるいは口腔医学に貢献できることが期待されます。
GEMPAKの構築に向けた、最新状況説明会・ネットワーキングを開催!
「きぼう」自動実験システム(GEMPAK)の技術提案方式(RFP)による入札を近々予定しております。RFP開始前に、最新状況をご説明し、交流の場をご用意しますので、ご興味をお持ちの皆様はぜひご参加ください。参加の申し込みは7月31日(水)17:00までです!
J-SSOD及びi-SEEPのサービス提供事業者を募集
JAXAは「きぼう」利用の民間開放を推進しています。超小型衛星放出機構(J-SSOD)と中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)について、2025年以降のサービス提供事業者を募集しています。民間ならではのアイデアを活かし、国内外に事業提供する提案をお待ちしています。
【2】JAXA宇宙飛行士最新情報
注目された発信
油井宇宙飛行士が「久しぶりにT-38での飛行訓練をしました」と飛行中の写真を添えて投稿。前職が、航空自衛隊のパイロットなだけあって、凛々しくてカッコいいですね!
7月20日は「International Moon Day」、人類が初めて月に降り立った日です。55年前、まだ幼稚園生だった古川宇宙飛行士が宇宙に興味を持つきっかけの1つも、この日だったそうですよ。
【3】メディア・イベント情報
イベント情報
イベント・セミナー情報は以下をご覧ください。
【4】ギャラリーの注目情報
今月の注目カテゴリ:古川宇宙飛行士
【5】Enjoy Space Experience
このページでは有人宇宙技術部門がおすすめするコンテンツのご紹介をしています。ぜひご覧ください。
今月の「JAXA Humans in Space News」いかがでしたか?次回の発行は2024年8月末頃を予定しています。
※本文中の日時は全て日本時間です
発行者:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門
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