公開 2024年7月19日
「きぼう」利用マウスサンプルシェアテーマ「低重力環境における口腔歯科医学展開にむけた基礎研究基盤」において、東京歯科大学生理学講座・澁川義幸教授(研究代表者)らは、ISSで月面重力1/6Gを人工重力で模擬し飼育されたマウスの顎下腺を解析し、アミラーゼが上昇していることを明らかにしました。その結果、アミラーゼがストレスマーカーとして機能的に発現している可能性が示唆されました。
今後、さらなる解析により、将来のヒト宇宙生活における身体的・精神的健康を示すストレスモニタ、あるいは口腔医学に貢献できることが期待されます。
本研究の成果は、「Frontiers in Physiology」に2024年6月26日に掲載されました。(論文情報)
- 【研究成果】月面重力環境はストレスフル?:宇宙実験棟きぼうで飼育されたマウスでは唾液アミラーゼ上昇が見られる。 (東京歯科大学リリース)(2024年7月16日)
論文情報
雑誌名
Frontiers in Physiology
論文名
著者名
OUCHI,Takehito; KONO, Kyosuke; SATOU, Ryouichi; KURASHIMA, Ryuya; YAMAGUCHI, Koji; KIMURA, Maki; SHIBUKAWA, Yoshiyuki
DOI
10.3389/fphys.2024.1417719
関連リンク
- 2022年度「きぼう」利用マウスサンプルシェアテーマ募集の選定結果について(2023年03月10日)