若田宇宙飛行士が日本メディア向けに帰還後記者会見を実施　JAXA Humans in Space News 2023年4月号

• 日本メディア向けに開かれた若田宇宙飛行士による帰還後記者会見
• JAXA宇宙飛行士候補者選抜の第二次・第三次選抜の詳細をレポート
• 「きぼう」日本実験棟を利用したCM撮影案件を募集
• アジアントライゼロG 2023の実験テーマ・アイデアを募集中
• 「きぼう」ロボットプログラミング協議会に、国際的な参加枠組みを新設
• プロジェクトリレートーク第4回はLAMPEミッションチームが登場
• 人類の月面生活実現への新たな一歩となる研究成果

3月12日に地球へ帰還した後、米国ヒューストンでリハビリ中の若田光一宇宙飛行士が、日本メディア向け記者会見に臨みました。2度にわたって実施した船外活動や、次世代の水再生装置の実験など、ミッションに関する質問をはじめ、アルテミスⅡのクルー発表、JAXA宇宙飛行士候補者の決定についての質問にも回答しました。

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若田宇宙飛行士、日本メディア向け帰還後記者会見

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JAXA若田光一宇宙飛行士による帰還後記者会見

諏訪理・米田あゆ宇宙飛行士候補者の決定発表が記憶に新しいですが、書類選抜から第三次選抜まで5段階で行われた選抜について、今回は第二次・第三次選抜の検査及び試験の内容、受験者の様子についてレポートしています！本レポートは、今回で最終回となります。

JAXA宇宙飛行士候補者選抜レポート 2022-2023　第二次選抜

JAXA宇宙飛行士候補者選抜レポート 2022-2023　第三次選抜

将来の地球低軌道活動の利用拡大に向けた試行的取り組みとして、新たに「きぼう」を利用したCM撮影案件の募集を開始しました。CM対象商品を軌道上に打ち上げて「きぼう」船内で撮影、または、船外ハイビジョンカメラを使用して地球・宇宙の動画撮影を行い、編集した動画をTVやインターネットでCMとしてご利用いただけます。
※撮影実施に際しての諸条件はWEBで公開している応募要項の他、きぼう有償利用制度の枠組みの中での実施となります。

アジアントライゼロGは、日本をはじめアジア太平洋地域の若者から募集した宇宙実験を「きぼう」で実施するプログラム。昨年に引き続き、今年も実験テーマ・アイデアを募集中です！「目で見て分かる簡易物理実験」と「宇宙でできるエクササイズ」の2分野について、ユニークな提案をお待ちしています。

日本及びアジア太平洋地域の学生を対象に、過去3回実施されている「きぼう」ロボットプログラミング競技会（Kibo-RPC）。現在、参加者募集中です。第4回では本競技会の国際的な拡大を目的に、新たな枠組みを設置。アジア太平洋地域のKibo-RPC参加国・地域以外の国連加盟国の学生にも参加機会が広がりました。

有人宇宙活動を支える様々なプロジェクトを、携わるメンバーの対談形式でご紹介する「プロジェクトリレートーク」。第6回は、LAMPEミッションチームが登場！ミッションの目的や内容、「LAMPE」の呼称に込めた思いをはじめ、月面でのデータ取得を実行するロボット開発の経緯、月着陸に向けての運用訓練についても語っています。

▼LAMPEミッションの詳細はこちら

JAXAと筑波大学の研究チームは、「きぼう」日本実験棟に設置した世界で唯一の可変人工重力研究システムを用いた実験解析の結果、月面重力下におけるマウスの筋肉の量と質の変化の違いを解明しました。この成果は、今後の有人宇宙探査に向けた基礎データとなると共に、さまざまな筋疾患に対する予防・治療法の確立に貢献することが期待できます。

人類の月面生活実現への新たな一歩となる月面重力下におけるマウスの筋肉の量と質の変化の違いを解明

若田宇宙飛行士が「とても素敵な写真が届きました」と、一枚の写真を添えてツイートしました。そこには、人文字で「50４」を表す筑波宇宙センターのスタッフの姿が写っており、若田宇宙飛行士は「その一日一日を精一杯宇宙でのミッションに取り組んだ数字です」と説明。そして、ISS長期滞在ミッションを支援した多くのスタッフに改めて感謝の言葉を伝えました。

若田宇宙飛行士公式Twitter

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