国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA) では、将来の地球低軌道での民間事業の活発化に向けて、民間企業の取り組みを支援する様々な施策に取り組んでいます。今般、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の船内などを利用した新しい事業の価値創造、更なる地球低軌道の利用拡大を目的として、「きぼう」船内空間などを利用するCM(コマーシャルメッセージ)撮影案件※を募集いたします。
※CM対象商品を軌道上に打ち上げて「きぼう」船内で何らかの動画撮影を行い、または船外ハイビジョンカメラを使用して地球・宇宙の動画撮影を行い、地上で編集した後に主にTVやインターネットでCMとして放映されること。
- 本公募は、将来の地球低軌道活動の利用拡大に向け、「きぼう」の新しい利用機会を提供することにより、民間企業の参入促進をはかる試行的な取り組みとなります。
- 「きぼう」船内におけるCM素材の撮影を公募することにより、宇宙技術・製品の研究開発の認知度向上だけでなく、幅広い分野の商業活動と宇宙利用を連携させることで、「きぼう」利用の価値を高めるとともに、宇宙での商業目的撮影に対する需要動向の把握、事業化への発展可能性を検討していくものです。
- 本公募は、きぼう有償利用制度(非定型サービス)※ を活用した公募となり、撮影実施に際しての諸条件は本応募要項の他、きぼう有償利用制度の枠組みの中での実施となります。
※ きぼう有償利用制度(非定型サービス)を利用するための ガイドブック [PDF: 2.2 MB] もご参照ください。
CM撮影について
1. 利用可能な場所
- 「きぼう」船内空間(「きぼう」船内の空間に商品等の打上品を浮遊させた状態で撮影が可能です。)
- 「きぼう」船外ハイビジョンカメラ(HDTV-EF2)を用いた撮影も可能(打上品の撮影はなく、地球や宇宙空間の映像をCMに使う場合)
2. 利用可能な撮影機材
- キヤノンXF-705(船内)
- ニコンD5(船内)
- HDTV-EF2(船外)(ソニーα7SII※)
※ Full HDまたは4Kの撮影が可能です。4Kの撮影の場合、蓄熱回避のため、連続撮影時間は20分となり、再撮影までは90分の電源オフ時間が必要となります。
3. 利用可能な軌道上リソース
- 打上:5kg以下(打上品がある場合)
- 回収:1.5kg以下(回収品がある場合)
- 宇宙飛行士の作業時間:3時間以下
- 通信:フルHDで3時間程度、4Kで1時間程度以内を想定
撮影の制約、留意事項、作業分担、費用などに関しましては、公募関係書類の募集要項をご確認ください。
募集締め切り
応募が多数の場合には、応募締め切り日より早期に打ち切る場合があります。
早期に打ち切る場合は、締切の1週間程度前に本ページにてお知らせいたします。
応募関係書類
以下の募集要項などをご確認の上、指定の申込書にて応募ください。
タイトル | サイズ | ID |
---|---|---|
【きぼうCM利用】募集要項 | [ pdf: 312.1 KB] | 73585 |
【きぼうCM利用】きぼう有償利用契約書(ひな形) | [ pdf: 357.9 KB] | 73584 |
【きぼうCM利用】申込書 | [ docx: 32.0 KB] | 73583 |
減免の適用を希望される方は、『新たな減免制度による、きぼう有償利用案件の募集(インクリメント71、72)について』に記載の事業計画書、申し込みデータ記入シートをご提出ください。
書類提出先、お問い合わせ
書類提出先
募集要項の「3(2)書類提出先・問い合わせ窓口」まで、お送りください。
※ 応募書類の提出順で、事務局において応募資格や応募・企画条件を満たしているかなどの形式面を確認し、審査に移行できる状態となった時点で受理となります。
お問い合わせ
不明な点やご質問などがございましたら、下記問い合わせフォームよりお問い合わせください。
JAXA きぼう利用センター 「きぼう」利用・宇宙CM公募担当
本募集の受付は終了しました。募集についての一般的な問い合わせは以下よりお願いします。