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2022.09.30
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若田宇宙飛行士ISS滞在中の「きぼう」利用ミッションを公開 JAXA Humans in Space News 2022年9月号

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こんにちは、JAXA Humans in Space Newsです。

若田光一宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船 運用5号機(Crew-5)打上げ日時について、10月6日1時00分(日本時間)を目標として準備が進められています。打上げまで、もう間もなく。胸が高鳴ります!

それでは、今月も有人宇宙活動に関するさまざまなニュースをお届けいたします!

New Topics

  • 若田宇宙飛行士ISS滞在中の「きぼう」利用ミッションを公開!
  • クルードラゴン宇宙船 運用5号機の打上げ日時について
  • 若田宇宙飛行士、打上げ直前記者会見
  • 全4回でお届けする若田宇宙飛行士の訓練レポート、すべてを公開!
  • 超小型衛星開発に関する技術講座「KiboCUBE Academy」をチュニジアで開催
  • 「きぼう」の固体燃焼実験装置を利用する最初の宇宙実験「FLARE」を開始!
  • 高エネルギー電子・ガンマ線観測装置が宇宙線陽子スペクトルの高精度直接観測に成功!
  • 「宇宙生活と地上生活に共通する課題を解決する生活用品アイデア募集」の結果報告

【1】JAXA Humans in Space News

若田宇宙飛行士のISS滞在中ミッションに期待が高まる!

自身5度目の宇宙飛行を控えている若田宇宙飛行士のミッションプレスキットを公開しました!また、ISS滞在中の「きぼう」利用ミッションについての記者説明会も開催。メディアからは多くの質問が寄せられ、若田宇宙飛行士のミッションへの期待の高まりが感じられました!この記者説明会の様子はYouTubeチャンネルのアーカイブでご覧いただけます。

第68次長期滞在/インクリメント68における「きぼう」日本実験棟での利用ミッションに係る記者説明会

ミッションプレスキット全文はこちらからご確認いただけます。

若田光一宇宙飛行士ISS長期滞在ミッションプレスキット

若田宇宙飛行士が宇宙へ向かう日までカウントダウン!

若田宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船 運用5号機(Crew-5)の打上げ日時について、打上げを実施するSpaceX社および米国航空宇宙局(NASA)は、ハリケーンの接近に伴う影響を考慮し、10月6日1時00分(日本時間)に延期するとしました。予定は少し伸びましたが、打上げ予定日まで、いよいよ残すところ数日です!

国際宇宙ステーション長期滞在クルー若田宇宙飛行士搭乗のクルードラゴン宇宙船(Crew-5)の打上げの延期について(その2)

記者会見で、打上げに向けての準備が順調なことを語った若田宇宙飛行士

打上げを間近に控えた若田宇宙飛行士が、オンラインで実施された打上げ直前記者会見に臨み、現在のコンディションやミッションへの想いを語りました。ハリケーンの影響で当初の打上げ予定からは延期になったものの、少し伸びた地上での時間を有効に使い、適度な集中力を維持しながら過ごしているそうです。この記者会見の様子は、YouTubeのアーカイブでご覧いただけます。

JAXA若田光一宇宙飛行士 打上げ直前記者会見

若田宇宙飛行士が数年に渡って行ってきた訓練の詳細をレポート!

ISS長期滞在に向けて様々な訓練を行ってきた若田宇宙飛行士に直接インタビューし、その訓練の内容を詳しくお伝えする「訓練レポート」。8月に公開した第1回に続いて、第2回~第4回を公開しました。このような訓練を経て、ようやく迎える宇宙飛行と思うと感慨もひとしおです!

第2回「ISS緊急事態対応訓練」

第3回「水上サバイバル訓練」

第4回「船外活動(EVA)訓練」

大盛況となったチュニジアでの「KiboCUBE Academy」

第8回アフリカ開発会議(TICAD8)のチュニジア開催に合わせて、超小型衛星開発に関する技術講座「KiboCUBE Academy」をチュニジアにて開催しました。JAXAと国連宇宙部(UNOOSA)が、2015年より行っている、「KiboCUBEプログラム」の一環で、宇宙開発振興国の宇宙技術の能力構築と人材育成への貢献を目的としており、超小型衛星の開発、ISSからの放出及び運用に係る技術等の講義を行いました。
チュニジアをはじめ、宇宙開発振興国の皆様の超小型衛星開発への関心は高く、現地・オンラインを合わせて250名以上の参加があり、活発な質疑が行われました。

微小重力環境における高精度な燃焼特性データを取得

「きぼう」日本実験棟に設置された固体燃焼実験装置(SCEM)を利用する最初の宇宙実験として、「火災安全性向上に向けた固体材料の燃焼現象に対する重力影響の評価(FLARE)」が今年5月から開始されています。研究代表者である北海道大学 藤田修先生にインタビューを行いました。

宇宙線陽子スペクトルの高精度直接観測に成功

「きぼう」日本実験棟、船外プラットフォーム搭載の宇宙線電子望遠鏡(CALET:高エネルギー電子・ガンマ線測定装置)が、銀河宇宙線の主成分である陽子の「エネルギースペクトル軟化」の高精度観測に成功。超新星残骸での宇宙線加速機構や銀河内での宇宙線伝播などの機構解明に重要な貢献となると期待されています。

2023年以降にISS搭載可と判断された生活用品を公表

JAXAは昨年、第2回「宇宙生活/地上生活に共通する課題を解決する生活用品アイデア募集」を行い、そのうち9件のアイデアがISS搭載に向けた開発フェーズに進んでいます。それらの開発品に対し、ISS搭載可否判断(2023年以降ISS搭載分)を実施した結果、ISSへ搭載可と判断された生活用品が追加となりましたので公表しました。

【2】JAXA宇宙飛行士最新情報

注目された発信

若田宇宙飛行士公式Twitterより
若田宇宙飛行士が、NASAジョンソン宇宙センターでのジョギング風景をツイートし、走る際の小さな楽しみでもあるという、建物に描かれた絵を紹介。打上げに向けた体調管理も順調ということです!

若田宇宙飛行士公式Twitter

【3】メディア・イベント情報

イベント情報

イベント・セミナー情報は以下をご覧ください。

【4】ギャラリーの注目情報

今月の注目カテゴリ:若田宇宙飛行士

【5】Enjoy Space Experience

このページでは有人宇宙技術部門がおすすめするコンテンツのご紹介をしています。ぜひご覧ください。

今月の「JAXA Humans in Space News」いかがでしたか?次回の発行は2022年10月末頃を予定しています。
※本文中の日時は全て日本時間です
発行者:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 有人宇宙技術部門

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