公開 2022年9月 7日
JAXAと国連宇宙部(UNOOSA)は、2015年より、開発途上国の宇宙技術の能力構築と人材育成への貢献を目的として、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出の機会提供に関する連携協力「KiboCUBEプログラム」を実施しています。
このプログラムではこれまでに6回の放出衛星選定を行っています。第6回公募では、チュニジアの工学応用技術大学およびメキシコのプエブラ州立自治大学が2022年2月に選定されました。今回、第8回アフリカ開発会議(TICAD8)のチュニジア開催に合わせて、超小型衛星開発に関する技術講座「KiboCUBE Academy」をチュニジアの首都チュニスにて8月25日に開催しました。チュニジアおよび途上国の皆様の超小型衛星開発への関心は高く、UNOOSA、JAXAおよびUNISEC(大学宇宙工学コンソーシアム)による講義を行いましたが、現地・オンラインを合わせて250名以上の参加があり、活発な質疑が行われました。
また、8月26日に開催した「アフリカ-日本CubeSat協力ワークショップ」では、これまでに日本が超小型衛星放出を支援した国々からの報告も行われました。JAXAは今後もKiboCUBEなどの枠組みを通して、アフリカや途上国の宇宙開発利用に必要な能力の向上に貢献します。
関連リンク
- [プレスリリース] JAXAと国連宇宙部との連携協力(KiboCUBE)に基づく第6回選定の結果について (2022年2月17日)
- KiboCUBE - UNOOSA (リンク先英語)
※ 特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA