【MHUサンプルシェア】「きぼう」利用マウスサンプル(未解析組織)活用の取り組み

更新 2023年12月20日

MHU Biospecimen Sharing

解析中
研究目的 JAXAは、宇宙ミッションで得られたマウス組織サンプルの有効活用と「きぼう」利用の裾野拡大を目的として、国内外に向けて戦略的な取り組みを行っています。国内でのサンプルシェアテーマ募集のほか、NASAやアジア関係国の宇宙機関とのコラボレーションを通して、未解析サンプルの有効活用を推進しています。
宇宙利用/実験内容 MHUサンプルシェアでは、過去の宇宙ミッションで取得したマウス組織サンプルをJAXAから提供します。そのため選定されたテーマの研究者は実際に宇宙ミッションを実施する必要はありません。研究者が利用できる組織・臓器や、個体の飼育条件などは、宇宙ミッションによって限定されますが、微小重力や低重力環境(人工的に模擬した重力環境を含む)の影響を解明する研究目的において、研究者にとっては比較的簡易に研究材料を入手できる貴重な機会となっています。
期待される利用/研究成果 過去の宇宙ミッションにおける微小重力など宇宙環境の特徴を最大限に活用した独創的かつ先導的で国際的に高い水準の研究から、多くの研究成果が発表されています。MHUサンプルシェアでは、これら過去の宇宙ミッションから得られたマウス組織サンプルを利用して、ヒトへの還元の布石となるような科学的な成果が創出されることが大いに期待されます。
成果報告
関連トピックス
詳細

これまで以下のサンプルシェアテーマ等により、たくさんの研究者に過去の宇宙ミッションの未解析サンプルが利用されています。

研究論文(Publication)
論文名
Blood pressure regulation in various species: Comparative biology
雑誌名
Kidney International. 2022 Jun 4; S0085-2538(22)00434-3.
論文名
Impact of spaceflight and artificial gravity on the mouse retina: Biochemical and proteomic analysis
雑誌名
International Journal of Molecular Sciences 28 August 2018

MHUサンプルシェア利用研究者

過去の宇宙ミッションで取得したマウス組織サンプルを、JAXAからの公募などで提供しています。研究者にとっては比較的簡易に研究材料を入手できる貴重な機会となっています。

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
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「きぼう」利用や宇宙実験に関する最新情報をお届けします。「きぼう」利用や宇宙実験に興味のある方はどなたでもご参加いただけます。

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