きぼう有償利用(非定型サービス)の概要
「きぼう」船内の空間の利用、利用者が開発された装置の実証、持ち込み実験装置の利用など、個別のご要望に応じた様々なミッションを受け付けています。きぼう有償利用をご要望の方は、個別に相談を承りますので、窓口までお問い合わせください。
なお、民間企業によるユーザ開拓・事業実証向け利用料金の減免措置を拡大しました。変更後の利用料金の適用を受けることをお考えの場合は、こちら をあわせてご確認ください。
きぼう有償利用の特徴
- 成果は利用者が占有できます
- 成果を非公開にできます
経費の負担
- 利用に要する経費はご負担いただきます
対象のミッション
宇宙における実験室としての「きぼう」の価値を高めるものであり、以下に該当するミッションを受け付けています。
- 利用者の技術・製品の研究開発、軌道上実証
- 宇宙環境を利用した商業活動
実施に向けた主な流れ
契約前の調整から成果物の引き渡しまでの主な作業の流れは以下のとおりです。
従来、利用者側の作業としていた文書(安全審査受審のための資料、運用のための源泉文書等)作成作業を、利用者側から提示されるデータ・情報をもとにJAXA※が必要に応じて作成する作業分担に改めました。これにより、利用者側の負担軽減を図ります。
実施体制の例
きぼう有償利用(非定型サービス)の利用料金
具体的な利用計画・ミッション内容に基づき、JAXAが担う作業に係る費用※1およびリソース使用料※2をご負担いただきます。
- ※1 JAXA人件費、外部委託費等、一般管理費、技術費の合計に消費税率(10%)を掛けた費用となります。
- ※2 軌道上リソースの使用料は以下のとおりです。
- 打上費:330万円/kg
- 回収費:550万円/kg
- 宇宙飛行士作業料:550万円/時間
- 軌道上保管料:25.6万円/年/リットル
- 保管時の冷凍・冷蔵機能付加料:393万円/4か月/リットル
- 通信料:6,200円/Mbps/時間
- 軌道上保管料、保管時の冷凍・冷蔵機能付加料、通信料についての補足説明。
なお、「民間企業によるユーザ開拓・事業実証」、「日本国内の大学や公共的研究機関(アカデミア)による研究開発利用」、「日本国内の大学等教育機関(学校法人)や非営利団体(NPO)による公共性の高い利用」には、減免制度※3があります。
- ※3 減免率は条件によって70%~100%の幅があります。特に、「民間企業によるユーザ開拓・事業実証」においては、『新たな減免制度による、きぼう有償利用案件の募集について』をご確認ください。
- (参考)新たな減免制度による、きぼう有償利用案件の募集について(2023年11月 6日)
利用資格・実施内容の制約・留意事項
有償利用制度(非定型)を利用するにあたり、利用資格・実施内容の制約・留意事項の各条件を満たすことをご確認ください。
- 【きぼう有償利用】利用資格・実施内容の制約・留意事項 [ pdf: 457.6 KB]