公開 2021年11月25日
「きぼう」利用マウスサンプルシェアテーマ「含硫代謝物および遺伝子発現を指標にした無重力が酸化還元状態に及ぼす影響の解明」において、株式会社ユーグレナ研究開発部・阿閉耕平主任研究員(研究代表者)らは、宇宙飛行後のマウス肝臓内の硫黄化合物の状態を解析しました。その結果、硫黄系抗酸化物質群が宇宙放射線に起因する酸化ストレスや微小重力といった宇宙環境の経験に応じて減少していることがわかり、マウスの肝臓にダメージを与える要因となっている可能性が示唆されました。本研究の成果は、英国の科学学術誌Scientific Reports誌に掲載されました。
論文情報
雑誌名
Sci Rep. 2021 Nov 8;11(1):21786.
論文名
著者名
Kurosawa R, Sugimoto R, Imai H, Atsuji K, Yamada K, Kawano Y, Ohtsu I, Suzuki K.
DOI
10.1038/s41598-021-01129-1
関連リンク
- 2019年度「きぼう」利用マウスサンプルシェアテーマ募集の選定結果について(2020年01月27日)
- 宇宙飛行がマウスの肝臓に与える影響の一因を特定しました! (ユーグレナ先端研究 euglab.jp)