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宇宙で健康に暮らすために

Life in Space
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宇宙での暮らしを
より日常に近づけるために

重力が微小な宇宙にいくと、人間のからだにはさまざまな変化が起こってきます。しばらくするとからだは微小重力環境の生活に慣れていきますが、それはまた、地球に帰ってくる時になって身体変化として現れてきます。様々な影響を受ける、宇宙飛行士のからだを健康に保つためには、「宇宙医学」の中のふたつの柱、「宇宙飛行士の健康管理運用」と「宇宙医学分野の研究開発」が重要になります。

©JAXA/NASA

宇宙飛行士の健康管理運用

米国テキサス州ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センターにある国際宇宙ステーション運用管制室でモニタリングを行う専任フライトサージャン ©JAXA/NASA

宇宙飛行士が最高のコンディションで宇宙ミッションに臨めるように、また帰還後に早期に地上の活動に戻れるようにするための支援です。その内容は多岐にわたり、医学だけでなく、運動生理学、神経生理学、精神・心理学、放射線防護、環境衛生学、栄養学など、各分野の専門家がサポートします。
また、宇宙食や、被服などの生活用品も宇宙飛行士の健康管理にとって大切なものとなります。

宇宙医学分野の研究開発

宇宙滞在中や宇宙からの帰還後の宇宙飛行士の健康維持・健康管理を行うためには、まず、人間の生理機能が宇宙でどのように変化するのかを究明しなければなりません。
「宇宙医学分野の研究開発」では、人間の生理機能や精神心理的な変化が宇宙飛行によりどのように生じるのか、その対策の効果はどうかなどを調査・研究します。ISS長期滞在ミッションでは、宇宙飛行士を研究対象者として各種の医学研究が行われています。

「コロンバス」(欧州実験棟)にて自身の採血を行う若田宇宙飛行士 ©JAXA/NASA

将来有人探査活動で健康に暮らすために

「かぐや」ハイビジョンカメラ(望遠)による「満地球の出」の撮影画像 ©JAXA/NHK

今後予定されている、月や火星などの将来有人探査活動において、宇宙飛行士のおかれる環境はどのように変わり、そこで健康に暮らすためには、どのようなことが必要になるのでしょう? 現在のISSで行っている健康管理運用と比べると、将来有人探査活動では技術的に足りないと思われる課題があります。この課題を解決するための取り組みがいま進められています。