インクリメント66

公開 2021年10月15日

インクリメント66期間

2021年10月18日 ~ 2022年3月30日

インクリメント66キーメッセージ

「きぼう利用サービス」多様性、安定性、順応性の更なる向上
~プラットフォームの拡大とプラットフォームによる安定した研究成果の獲得、及び、有人宇宙探査に向けた着実な前進~

インクリメントマネージャ紹介

島村 宏之
インクリメント66マネージャ

ISSを一言で言えば、「そら飛ぶ大きな実験室」です。ただし、ここでの「そら」は「宇宙(そら)」です。ISSでは、微小重力や高真空といった宇宙特有の環境を利用して、多くの研究・実験が行われています。

ISSにある日本の実験室、「きぼう」日本実験棟が完成しておよそ10年が経ちました。これまで「きぼう」では、微小重力を利用して高品質なタンパク質結晶や高純度の材料を作る実験、小動物の宇宙飼育を通じたヒトの健康長寿に関連する研究などを継続的に実施してきました。また、エアロックやロボットアームを利用した小型衛星の放出や、ISSの外側にある船外実験プラットフォームでの実験も数多く実施しています。このような「きぼう」での宇宙利用(きぼう利用サービス)をさらに拡大し、より安定的に提供したい、そして、機器の不具合などにより実験スケジュールに変更が生じた場合でも柔軟に対応し、各実験の成果を最大化させたい、という思いから、Inc.66のキーメッセージを、「きぼう利用サービス」多様性、安定性、順応性の更なる向上、と設定いたしました。

Inc.66で実施する利用ミッションの詳細は、以下の「利用ミッション(予定)」をご参照ください。中型曝露実験アダプター2(i-SEEP2)が打上げられ、船外実験プラットフォームに取付けられると、船外利用の場が大きく拡大します。その他にも、小型衛星放出、高品質タンパク質実験、静電浮遊炉(ELF)を利用した材料実験、医学実験など、多くのミッションが予定されています。各ミッションの成果は、逐次、ホームページやTwitterで公開されると思いますので、ご期待ください!

Inc.66の特徴の一つに、多くの民間人がISSに滞在することが挙げられます。現時点では、合計6人の民間人がISSに向かう予定で、その中には、日本人の前澤友作さん、平野陽三さんがおられます。日本の民間人が宇宙へ行くのは、1990年12月に宇宙ステーション「ミール」に滞在した秋山豊寛さん(当時TBS記者)以来31年ぶり、そして、日本の民間人がISSに滞在するのは初となります。Inc.66は、ISSにおける民間の方々の活躍にもご注目下さい!

最後になりますが、私はInc.66のIMを担当すると同時に、「きぼう」運用管制チームの一員であるJ-FLIGHT(JAXA Flight Director)でもあります。このような立場を最大限に活用することで、ISS運用の最前線で奮闘する管制チームと強固に連携し、キーメッセージの実現に向けて頑張りますので、応援よろしくお願いします!

利用ミッション(予定)

超小型衛星放出プラットフォーム

船外ポート利用プラットフォーム

新薬設計支援プラットフォーム

健康長寿研究支援プラットフォーム

無容器処理技術を利⽤した材料研究への貢献(革新的材料研究⽀援プラットフォーム)

新プラットフォーム形成(将来有人活動の安全基盤確立に向けた宇宙火災研究(仮))

新プラットフォーム形成(民間利用の拡大)

  • お酒まろやかミッション【Spirits Maturation】
  • I-Space Essay

長期滞在・探査ミッション技術獲得

宇宙医学

科学研究促進(生命医科学)

科学研究促進(物質・物理科学)


  • 実施予定の利用ミッションは、「きぼう利用戦略」の具体的取り組みの分類に基づいたマッピング(図1)を基に優先順位を定めています。
図1 インクリメント66利用ミッションの「きぼう利用戦略の具体的取り組み」マッピング

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
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