宇宙船内水環境微生物のオンボードモニタリング法の開発

公開 2020年3月17日

Micro MonitorDevelopment of the on-board monitoring system for microorganisms in potable water on manned spacecrafts

実施中
宇宙利用/実験期間 2021年 ~
研究目的 地球上空400kmを飛行するISS内の飲料水は極力再生水を使用しており、微生物がいないか培養検査で定期的に確認を行っています。しかし月・火星探査では、飲料水を地球に戻す機会が少ないことに加えて、検査までの時間的な遅延が課題となります。
そこで、飲料水中の微生物の異常増殖を防ぐために、早い段階で軌道上の飲料水製造装置内の微生物を検出できる高精度なリアルタイムモニタリング法の開発が進められています。
この研究は、リボフラビン活性をもつ生物粒子を選択的に数えられる生物粒子計により微生物の量的変動データを計測することで、宇宙船内の飲料水に適用できる、新たな微生物管理法を提案することが目的です。
宇宙利用/実験内容 ISSで作られた飲料水を地上に回収した後、生物粒子計を用いて細菌数を計数します。また、飲料水中の微生物叢を先端的な分子生物学的手法により解析した上で、宇宙船内の環境微生物叢のデータと比較します。以上の結果から、ISS飲料水に含まれる微生物の特異性あるいは地上の飲料水との相関及び、軌道上で長期間にわたり運用される、水再生システムへの船内環境微生物の影響を明らかにします。
期待される利用/研究成果 生物粒子計を宇宙利用に向け最適化し、有人宇宙機内の飲料水の宇宙船内(オンボード)微生物モニタリングに適用できる、新たな衛生微生物学的管理法として提案します。この研究の成果は、将来の長期有人宇宙探査において、従来の培養法に頼らない、新たな飲料水管理技術として応用されることが期待されます。
関連トピックス

山崎 丘 YAMAZAKI Takashi

帝京大学 講師


国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
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