きぼう日本実験棟 船内実験室微生物環境の評価

更新 2021年10月25日

JEM MicrobeEvaluation of Indoor Microbial Environment in JEM, Kibo Japanese Experiment Module

実施中
宇宙利用/実験期間 2020年 ~
研究目的 これまでの微生物環境モニタリングの知見を活かして継続的なモニタリングを実施し、実験ラボとして環境が健全に保たれていることを検証します。ここ10年で開発された新たな手法で環境微生物動態を解析することで、宇宙環境における微生物・微生物生態系を統合的に理解し、動態を予測する基盤データを蓄積します。
宇宙利用/実験内容 「きぼう」船内が実験ラボとして微生物学的に健全に保たれていることの検証を主な目的として、これまでの微生物研究で用いられた表面サンプリングとファンダストサンプリングにより、微生物環境のモニタリングおよび評価を実施します。評価にあたっては、長期間運用された船内の環境微生物動態を新たな手法で解析し、過去の実験との継続性が維持された「きぼう」実験環境の貴重なデータベースとします。
期待される利用/研究成果 詳細な細菌叢・真菌叢の網羅的解析や生理活性の解析で、これまで得られなかった情報を含めた微生物環境の評価を行います。また、運用開始時から本サンプル採取時までの経時的な環境微生物叢解析結果を整理し、閉鎖された有人宇宙船内における微生物群集(量、種類、状態)の変化について考察します。これらの微生物動態を予測する基盤データを、将来の有人宇宙探査計画につなげます。

東端 晃 / 一條 知昭 HIGASHIBATA Akira
ICHIJO Tomoaki

JAXA 有人宇宙技術部門 きぼう利用センター 技術領域主幹/ 大阪樟蔭女子大学 健康栄養学部 准教授


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