利用状況と今後の予定

公開 2023年12月25日

新薬設計支援プラットフォーム

<高品質タンパク質結晶生成実験(MTPCG※1 #10)を終了しました>
  • 11月12日から継続していた、JAXAの技術開発サンプルを用いた実験は12月20日に終了しました。「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫(FROST2)から取り出したサンプルは、輸送用真空保冷装置に入れ、ドラゴン補給船29号機(SpX-29)に搬入されました。SpX-29は12月23日に地上に到着し、地上に回収されました。


超小型衛星放出プラットフォーム

<超小型衛星放出の準備(J-SSOD#27)※2
  • 12月11日、宇宙飛行士が「きぼう」エアロック(JEMAL)スライドテーブル上のMPEP※3 にJ-SSOD#27を取り付けました。翌12日、J-SSOD#27の動作確認を宇宙飛行士と地上で連携して行いました。その後、宇宙飛行士がJ-SSOD#27にMLI※4 を設置して、 JEMALスライドテーブルを収納しました。
  • 12月18日、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)とJEMALを操作し、J-SSODを小型衛星放出ポジションへ移動し、地上からの操作によりJ-SSODに搭載された2機の超小型衛星(BEAK、Clark sat-1)を放出しました。また、放出の様子を宇宙飛行士が撮影を行いました。
  • 12月19日、地上からJEMRMSを操作し、J-SSODをJEMAL内に搬入した後、JEMRMSを遮断しました。


船外ポート利用プラットフォーム

<中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)※5:HDTV-EF2※6カメラ撮影>
  • 12月13日、14日に、i-SEEP上のHDTV-EF2による撮影を行いました。
  • 12月18日、i-SEEP上のHDTV-EF2でJ-SSOD#27による小型衛星放出の様子を撮影しました。


革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)

<静電浮遊炉(ELF)※7 を利用した実験を行っています>
  • 12月12日、19日、21日に、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動し、ELF実験(Interfacial Energy)※8 を行いました。


新たなプラットフォーム形成(細胞医療研究支援)

<Space Organogenesis※9 実験の準備>
  • 12月18日、立体培養用⾃動溶液交換器具2型(T-DOCS)の起動と通信を確認しました。
  • 12月19日、Space Organogenesis実験準備として、宇宙飛行士が「きぼう」の共通ガス供給装置(CGSE)※10 に設置されている旧型二酸化炭素ガスボトルユニットを取り外し、新型ガスボトルユニットのフレームを設置しました。
  • 12月21日、細胞培養装置追加実験エリア(CBEF-L)※11 に培養ユニットを取り付けました。


学術研究の推進

<Sperm Stem Cells※12 実験の放射線量測定>
  • 12月12日、宇宙飛行士がMELFIに保管されているSperm Stem Cells実験の放射線量測定器を冷凍・冷蔵庫(MELFI)※13 から取り出し、SpX-29で帰還させるために回収しました。


継続実施中

船外利用

物質・物理科学分野、生命医科学分野、他


資料

タイトル サイズ ID
今週・来週の予定 ​2​0​23.12.25-​2​0​24.1.14 [ pdf: 383.6 KB] 73819
先週の実績 2​0​2​3.​12.11-​2​0​23​.​12.24 [ pdf: 387.6 KB] 73818

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
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