利用状況と今後の予定

公開 2023年7月26日

新薬設計支援プラットフォーム

<高品質タンパク質結晶生成実験 LTPCG※1 #9を継続中)>
  • 6月6日から引き続き、「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫(FROST)でLTPCG#9の実験を継続しています。


超小型衛星放出プラットフォーム

<超小型衛星を放出しました(J-SSOD#26)※2
  • 7月10日、地上から「きぼう」エアロック(JEMAL)を加圧し、宇宙飛行士がJEMALスライドテーブル上のMPEP※3 からNRCSD※4を取り外し、J-SSODを取り付けました。
  • 7月14日、宇宙飛行士がJ-SSODの放出に向けた機能確認を行った後、J-SSODをJEMAL内に収納しました。 7月19日、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)とJEMALのスライドテーブルを操作してJ-SSODを船外に搬出し、2機の超小型衛星(BIRDS-4S:Maya-5、Maya-6)を放出しました。また、放出の様子を宇宙飛行士が写真撮影しました。
  • 7月20日、地上からJEMRMSを操作して、J-SSODをJEMAL内に搬入し、JEMRMSを遮断しました。


船外ポート利用プラットフォーム

<中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)※5:HDTV-EF2※6 カメラ撮影>
  • 7月19日、i-SEEP上のHDTV-EF2でJ-SSOD#26による小型衛星放出の様子を撮影しました。


革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)

<静電浮遊炉(ELF)※7 を利用した実験を行っています>
  • 7月21日と24日に、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動し、ELF実験を行いました。


宇宙実験を支える基盤技術の強化

<ライブイメージングシステム(COSMIC)※8 関連の機能確認>
  • 7月20日、COSMICのステージ温度を取得するため、宇宙飛行士がCOSMICカバーを取り外して温度ロガーを設置しました。
  • 翌21日、地上からCOSMICを起動して観察を行い、COSMICのステージ温度の記録を取得後、COSMICを遮断しました。

<遺伝子機能発光イメージング解析装置(TELLAS)※9 の機能確認>
  • 7月13日、宇宙飛行士がTELLASを多目的実験ラック(MSPR)のワークベンチに設置し、地上から機能確認を行いました。
  • 翌14日、宇宙飛行士が観察用カートリッジを挿入し、地上からTELLASを起動した後にカートリッジの温度確認を行いました。また、その後、地上からTELLASを遮断し、宇宙飛行士が観察用カートリッジを取り外しました。


超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得

<JEM船内可搬型ビデオカメラシステム実証2号機(Int-Ball2)の設置>
  • 7月11日、ドラゴン補給船運用28号機(SpX-28)で打上げられたInt-Ball2を宇宙飛行士が「きぼう」船内実験室に設置し、充電を開始しました。
  • 7月13日、宇宙飛行士がInt-Ball2を起動させた後、地上から通信機能の確認を行いました。


学術研究の推進

<Hicari-II※10 実験Run#4を行いました>
  • 7月4日から開始したRun#4実験が、7月18日に完了し、温度勾配炉(GHF)※11 を遮断しました。
  • 翌19日に、宇宙飛行士がRun#4で使用したカートリッジを取り外し、クルードラゴン宇宙船運用6号機(Crew-6)での回収用にサンプルを分離させるとともに、GHFのヒータの抵抗計測を行いました。


継続実施中

船外利用

物質・物理科学分野、生命医科学分野、他


資料

タイトル サイズ ID
今週・来週の予定 ​2​0​23.7.24-​2​0​23.8.6 [ pdf: 362.6 KB] 73672
先週の実績 2​0​2​3.​7.10-​2​0​23​.​7.23 [ pdf: 385.3 KB] 73671

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
お問い合わせ

きぼう利用ネットワーク

「きぼう」利用や宇宙実験に関する最新情報をお届けします。「きぼう」利用や宇宙実験に興味のある方はどなたでもご参加いただけます。

  • きぼう利用ネットワーク
  • きぼう利用ネットワークTwitter
  • メンバー登録フォーム
  • メンバー情報変更フォーム
  • メンバー情報登録解除フォーム