利用状況と今後の予定

公開 2022年12月 7日

新薬設計支援プラットフォーム

<JAXA MTPCG※1 #8、JAXA LTPCG※2 #8を開始しました>
  • 実験の準備として、MTPCG#8用に「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫2(FROST2)、LTPCG#8用に同冷凍・冷蔵庫(FROST)のアイスパック保冷作業等の温度調整作業を11月20日から22日にかけて行いました。
  • 11月28日、宇宙飛行士がドラゴン補給船運用26号機(SpX-26)で到着したMTPCG#8の実験試料をFROST2に設置して実験を開始しました。また同様にLTPCG#8の実験試料をFROSTに設置し、実験を開始しました。現在、それぞれの実験を継続中です。


超小型衛星放出プラットフォーム

<超小型衛星を放出しました(J-SSOD#23)※3
  • 11月30日、J-SSOD#23準備の一環として、放出予定の超小型衛星が格納されている「きぼう」エアロックを地上から操作して減圧しました。
  • 12月2日、地上から「きぼう」ロボットアームとエアロックスライドテーブルを操作し、J-SSODを船外に搬出し小型衛星放出ポジションに移動しました。その後、4機の超小型衛星(BIRDS-5、事業者衛星)が地上からの操作により放出されました。衛星放出の様子は宇宙飛行士が写真撮影を行いました。
  • 翌3日、地上から「きぼう」ロボットアームを操作し、J-SSODを「きぼう」エアロック内に搬入した後、「きぼう」ロボットアームを遮断しました。


革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)

<静電浮遊炉(ELF)※4 を利用した実験>
  • 11月21日に、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動して、ELF実験(Fragility)※5 を行いました。


学術研究の推進

<Neural Integration System※6 を開始しました>
  • 11月21日、Neural Integration System(NIS)準備の一環として、宇宙飛行士がライブイメージングシステム(COSMIC)※7 のカバーを取り外し、ペイロードラップトップターミナル(PLT)のセットアップを行いました。その後、地上からCOSMICの通信設定を行いました。
  • 11月28日、宇宙飛行士がSpX-26で到着したNIS用実験関連品を取り出し、培養用試料をCBEF-L※8 の1G部およびµG部に設置し、地上から試料の培養を開始しました。
  • 11月30日、NISの試料をCOSMICに設置し、地上から観察を行いました。現在、実験を継続中です。


継続実施中

船外ポート利用プラットフォーム

物質・物理科学分野、生命科学分野、他


資料

タイトル サイズ ID
今週・来週の予定 2​0​22.​12.5-​2​0​22.12.18 [ pdf: 411.0 KB] 73438
先週の実績 2​0​2​2​.​11.21-​2​0​2​2​.​12.4 [ pdf: 383.4 KB] 73437

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
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