新着情報
国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在クルーの、チェル・リングリン、ボブ・ハインズ、ジェシカ・ワトキンス、サマンサ・クリストフォレッティ宇宙飛行士らが搭乗するクルードラゴン宇宙船運用4号機(Crew-4)は、2022年10月15日 1時05分(日本時間)にフロリダ半島沖へ着水しました。
飛行概要
Crew-4ミッションは、SpaceX社のクルードラゴン宇宙船運用4号機(Crew-4)をファルコン9ロケットで打ち上げる有人運用飛行であり、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし2022年秋まで滞在の後、大西洋上フロリダ半島沖に着水帰還します。
打上げ物資
回収物資
JAXA回収品
飛行計画
Crew-4ミッションの飛行計画(2022年10月17日現在)
項目 | 計画 |
打上げ日時 | 2022年4月27日 16時52分(日本時間) 2022年4月27日 3時52分(米国東部夏時間) |
射場 | 米国フロリダ州 ケネディ宇宙センター(KSC)39A射点 |
使用ロケット | ファルコン9ロケット |
宇宙船 | クルードラゴン宇宙船運用4号機(Crew-4) |
搭乗人数 | 4名 |
ドッキング日時 | 2022年4月28日 8時37分(日本時間) 2022年4月27日 19時37分(米国東部夏時間) |
ISSからの離脱日時 | 2022年10月15日 5時55分(日本時間) 2022年10月14日 16時55分(米国東部夏時間) |
着水日時 | 2022年10月15日 1時05分(日本時間) 2022年10月14日 12時05分(米国東部夏時間) |
※時刻は24時間制表記(2022年9月30日より)
Crew-4結合後のISSの形状
クルー
チェル・リングリン(Kjell Lindgren)
台湾台北市生まれ(育ちは米国中西部及びイギリス)。医学博士。
米国の空軍士官学校在学中はパラシュートチームのインストラクターおよび選手であった。緊急医療に携わった後、2007年からNASAでの勤務を開始し、フライト・サージャンとしてISS滞在クルーの訓練などを支援した。
2009年にNASAの宇宙飛行士候補者として選抜され、油井宇宙飛行士とは第20期NASA宇宙飛行士クラスの同期、2015年に第44次/第45次長期滞在で共に滞在した。
今回が2回目の飛行となる。
ボブ・ハインズ(Bob Hines)
1975年、ノース・カロライナ州ファイエットビル生まれ。アメリカ空軍パイロット、飛行教官、テストパイロットを21年以上務める。
2017年に宇宙飛行士に選抜される前には、ジョンソン宇宙センターで研究パイロットを務める。
今回が初飛行となる。
ジェシカ・ワトキンス(Jessica Watkins)
メリーランド州ゲイザースバーグ生まれ、コロラド州ラファイエット出身。火星表面形成過程の研究でUCLAで地質学の博士の学位を取得。
2017年に宇宙飛行士に選抜される前には、カリフォルニア工科大学の地質・惑星科学部門の博士研究員として、火星科探査機キュリオシティの科学チームの一員として共同研究を行っていた
今回が初飛行となる。
サマンサ・クリストフォレッティ(Samantha Cristoforetti)
1977年、イタリアのミラノ生まれ。イタリア空軍大尉。
ミュンヘン大学で機械工学修士を取得後、イタリア空軍アカデミーを卒業。戦闘機パイロットを経て、2009年に欧州宇宙機関(ESA)の宇宙飛行士に選抜される。
2014年から2015年、ESAおよびイタリア人の女性宇宙飛行士として初めて第42次/第43次長期滞在クルーとしてISSに滞在した。
今回が2回目の飛行となる。
※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA