科学利用(生命医科学)

公開 2019年12月19日

重力は生物に大きな影響を与えていますが、地上では重力をなくすことはできません。また、大気と磁場にさえぎられ地表に届きにくい宇宙放射線は、生物にどのような影響を与えるのでしょうか。ISSを利用することで、それらの影響を調べることができます。

宇宙環境が生物に与える影響を調べるため、ゲノムが解読され様々な利点を持ち、モデル生物として広く研究に用いられている線虫、メダカ、シロイヌナズナなどの生物、細胞、植物が用いられます。

生命科学分野では、生物の発生・成長・世代交代などに重力や宇宙放射線が与える影響を調べ、生命の基本的な現象を司る遺伝子やタンパク質の働きを探り、生命現象の理解を深めます。

デカール 実験テーマ 研究代表者/所属 実施状況
宇宙空間で生じる体液分布変化に伴う夏眠様反応の同定
宇宙空間で生じる体液分布変化に伴う夏眠様反応の同定
科学利用(生命医科学) 医学
西山 成
香川大学
検討中
宇宙環境による遺伝子発現制御変動の1細胞解析
宇宙環境による遺伝子発現制御変動の1細胞解析
科学利用(生命医科学) 医学
秋山 泰身
理化学研究所
検討中
宇宙微小重力・高紫外線環境ストレスに対する植物の応答解析
宇宙微小重力・高紫外線環境ストレスに対する植物の応答解析
科学利用(生命医科学) 放射線影響
日出間 純
東北大学
検討中
宇宙での微小重力環境におけるガンの進行
宇宙での微小重力環境におけるガンの進行
科学利用(生命医科学) 健康長寿研究支援
髙橋 昭久
群馬大学
検討中

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
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