公開 2024年3月13日
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※1 を利用した実験を行っています>
- 2月26日、宇宙飛行士がELF実験(Super glassテーマ)※2 準備としてELFガスボトルの元栓を開けました。
- 2月27日、28日、29日、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動してELF実験(Super glassテーマ)を行いました。また、29日に、宇宙飛行士がELFガスボトルの元栓を閉めました。
- ※1 静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)利用サービス
- ※2 Super glassテーマ
実験テーマ:Microgravity Investigation of Thermophysical Properties of Supercooled Molten Metal Oxides(Super glass)
研究代表者:米国MDI社、Richard Weber 博士
関連トピックス:静電浮遊炉を利用した米国の2番目の実験を開始しました!
新たなプラットフォーム形成・細胞医療研究支援
<Space Organogenesis※3 Run2に向けた準備>
- 2月27日、Space Organogenesis実験準備として、宇宙飛行士が細胞培養装置追加実験エリア(CBEF-L)※4 の操作を行いました。
- 2月28日、地上から細胞培養ラック、CBEF-Lや画像取得処理装置2(IPU2)を起動し、装置の健全性を確認しました。
- 3月6日、実験準備の一環として、宇宙飛行士がライブイメージングシステム(COSMIC)※5 とペイロードラップトップターミナル(PLT)のセットアップを行い、翌7日、地上からCOSMICの機能確認を行いました。
- ※3 微小重力環境を活用した立体臓器創出技術の開発(Space Organogenesis)
- ※4 細胞培養装置追加実験エリア(Cell Biology Experiment Facility-Left:CBEF-L)
- ※5 ライブイメージングシステム(Confocal Space Microscopy: COSMIC)
学術研究の推進
<Neural Integration System※6 の試料観察>
- 3月10日、Neural Integration System(NIS)実験を行いました。宇宙飛行士が「きぼう」船内のビデオカメラを用いて、ISSに打ち上げた線虫試料を観察しました。またこの映像はリアルタイムで地上へダウンリンクされ、研究者とともに目的の映像が取得できたことを確認しました。観察を完了した線虫試料は、冷凍・冷蔵庫(MELFI)※7 にて帰還まで凍結保管されます。
超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得
<FLARE実験※8 の準備>
- 3月11日に、FLARE実験準備のために地上からMSPRを起動し、固体燃焼実験装置(SCEM)※9 の機能確認を行いました。
<JEM船内可搬型ビデオカメラシステム実証2号機(Int-Ball2)※10 の機能確認>
- 2月26日、Int-Ball2の機能確認の準備として、地上からInt-Ball2のパラメータ更新を行いました。
- 2月27日、宇宙飛行士が地上と連携して、Int-Ball2の機能確認を行いました。
- 2月29日、Int-Ball2の機能確認の一環として2月27日に行った「きぼう」船内の撮影データ等をダウンリンクしました。
継続実施中
船外利用
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用、利用サービス提供事業者のミッション
- 簡易材料曝露実験ブラケット(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP: ExBAS)を利用した曝露実験
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)*外部サイト
物質・物理科学分野、生命医科学分野、他
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2024.3.11-2024.3.24 | [ pdf: 376.0 KB] | 73874 |
先週の実績 2024.2.26-2024.3.10 | [ pdf: 380.8 KB] | 73873 |