プロフィール
現在の星出宇宙飛行士
ISS第65/66次長期滞在ミッションを完了
搭乗ミッション
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1Jミッション(STS-124ミッション)(2008年6月1日打上げ)(アーカイブサイト)
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ISS第32次/第33次長期滞在(2012年7月~2012年11月)(アーカイブサイト)
公式SNS
JAXAデジタルアーカイブス
経歴
1968年東京都生まれ。1992年、宇宙開発事業団(現JAXA)に入社。1999年、国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として選抜される。2001年、宇宙飛行士として認定。2008年6月、スペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗してISSへ。「きぼう」日本実験棟船内実験室のISS取り付け作業などに参加。2012年7月、ソユーズ宇宙船に搭乗してISSへ向かい、約4カ月の長期滞在で小型衛星放出や3回の船外活動(EVA)などに従事。2021年、クルードラゴン宇宙船 運用2号機(Crew-2)に搭乗し、第65次/第66次長期滞在クルーとしてISSに198日間滞在。ISS船長(コマンダー)を約5か月間務め、「きぼう」日本実験棟を含めISSにおいて各種実験、保守、船外活動などを実施。
Akihiko
東京都に生まれる。
慶應義塾大学理工学部機械工学科卒業。
UNIVERSITY OF HOUSTON CULLEN COLLEGE OF ENGINEERING航空宇宙工学修士課程修了。
NASDA(現JAXA)名古屋駐在員事務所において、H-Ⅱロケットなどの開発・監督業務に従事。
筑波宇宙センターやNASAジョンソン宇宙センターなどにおいて、宇宙飛行士訓練計画の開発支援や実験装置の人間機械系設計評価支援および、若田宇宙飛行士の搭乗したSTS-72ミッションなどの支援等、宇宙飛行士の技術支援業務に従事する。
NASDA(現JAXA)よりISSに搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として、古川聡、山崎直子とともに選抜される。
NASDA(現JAXA)が実施する日本人ISS搭乗宇宙飛行士の基礎訓練に参加。
宇宙飛行士として認定される。
ISS参加機関の国際協力のもとに実施されるISS搭乗宇宙飛行士のアドバンスト訓練に参加。
併せて、ISSに取り付けられる「きぼう」日本実験棟および宇宙ステーション補給機(HTV)などの開発・運用に関わる技術支援業務などを実施。
ソユーズ-TMA宇宙船フライトエンジニア資格を取得。
同年6月よりNASAスペースシャトル・ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者:MS)候補者訓練に参加。
NASAよりMSとして認定される(MS認定のコメント)。
「きぼう」日本実験棟の打上げ3便のうち、2便目(1Jミッション[STS-124ミッション]…船内実験室、ロボットアーム打上げ)のスペースシャトル搭乗が決定。
スペースシャトル「ディスカバリー号」による1Jミッション(STS-124ミッション)に参加。
ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)を操作して、「きぼう」日本実験棟船内実験室のISSへの取付けや、3月にISSへ仮設置された船内保管室の船内実験室への移設を行った。また、船内実験室の起動、「きぼう」ロボットアームの初期起動など、「きぼう」に関わる作業全般を担当した。
ISS第32次/第33次長期滞在クルーのフライトエンジニアに任命される。
ISS第32次/第33次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに124日間滞在。滞在中は、「きぼう」での実験やISSの維持管理を行ったほか、3回の船外活動、宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)ミッションやドラゴン補給船運用1号機(SpX-1)ミッション、小型衛星放出技術実証ミッションに関わる軌道上作業などを実施。
打上げ、帰還ともにソユーズTMA-05M宇宙船(31S)に搭乗。
米国フロリダ州沖にある米国海洋大気圏局(NOAA)が所有する海底研究施設「アクエリアス」における第18回NASA極限環境ミッション運用(NEEMO18)訓練にコマンダーとして参加。
JAXA宇宙飛行士グループ長就任
ISS第64次/第65次長期滞在クルー(当時)のフライトエンジニアに任命される。
ISS第65次長期滞在クルー(当時)のISS船長(コマンダー)に任命される。
クルードラゴン宇宙船 運用2号機(Crew-2)に搭乗し、第65次/第66次長期滞在クルーとしてISSに198日9時間57分滞在。ISS船長(コマンダー)を約5か月間務め、「きぼう」日本実験棟を含めISSにおいて各種実験、保守、船外活動等を行った。通算船外活動時間は28時間17分。
宇宙飛行士になるまで
小さいころはテレビっ子
星出宇宙飛行士は、1968年、東京都世田谷区で生まれました。小さいころはテレビっ子で、「銀河鉄道999 」、「宇宙戦艦ヤマト」、「スタートレック」などを見て宇宙に憧れていました。高校生の頃、日本人宇宙飛行士募集の計画について書かれた新聞記事を読み、宇宙飛行士という職業を具体的に意識するようになりました。
いくどもの断念にもめげず
星出宇宙飛行士は、実際に宇宙飛行士になるまでに2回、悔しい思いをしています。1回目は宇宙飛行士の募集が大学4年生のときにあったため、応募条件を満たしておらず、諦めざるを得ませんでした。2回目は、宇宙開発事業団の仕事をしながら宇宙飛行士の試験に挑戦しましたが、このときは選ばれませんでした。しかし、3回目の挑戦で宇宙飛行士候補者に選ばれ、たくさんの訓練を受け、宇宙飛行士になったのです。
過去の活動履歴
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