【MHU-3】宇宙ストレスにおける環境応答型転写因子Nrf2の役割

更新 2022年6月 3日

Mouse Stress Defense/MHU-3Role of Environmental Stress-responsive Transcription Factor Nrf2 in Space Stress

完了
宇宙利用/実験期間 2018年 ~ 2018年
研究目的 宇宙放射線などに起因する酸化ストレスや微小重力によるメカニカルストレスなど、人類が宇宙環境に滞在した場合に直面する医学的リスクを明らかにし、いかに宇宙ストレスを回避するか、その方策を開発することを目的とします。
宇宙利用/実験内容 一群の生体防御遺伝子を制御する転写因子で、宇宙ストレスに対しても防御的に働くことが予想される転写因子Nrf2に注目し、野生型マウス、Nrf2欠失マウスを宇宙で飼育し、宇宙ストレスがNrf2活性に与える影響を調べます。また、宇宙ストレスにおけるNrf2の生理的貢献を明らかにし、宇宙環境における生体の恒常性維持にNrf2が重要であることを実証します。
期待される利用/研究成果 宇宙ストレスへのNrf2による予防効果が明らかになれば、宇宙滞在のリスク軽減として、Nrf2誘導剤の応用が期待されます。また、酸化ストレスやメカニカルストレスへの適応戦略の開発は、地上での高齢化・高ストレス社会の課題克服へ新たな応用・展開が期待されます。
研究論文
雑誌名
Communications Biology, 4.1 (2021), 1–18.
論文名
著者名
Uruno Akira, Saigusa Daisuke, Suzuki Takafumi, Yumoto Akane, Nakamura Tomohiro, Matsukawa Naomi, and others
DOI
10.1038/s42003-021-02904-6
雑誌名
Kidney International, 2021, S0085-2538(21)01030-9.
論文名
著者名
Suzuki Norio, Iwamura Yuma, Nakai Taku, Kato Koichiro, Otsuki Akihito, Uruno Akira, and others
DOI
10.1016/j.kint.2021.09.031
雑誌名
Commun Biol 4, 787 (2021).
論文名
著者名
Hayashi T, Kudo T, Fujita R, Fujita S, Tsubouchi H, Fuseya S, Suzuki R, Hamada M, Okada R, Muratani M, Shiba D, Suzuki T, Warabi E, Yamamoto M & Takahashi S
DOI
10.1038/s42003-021-02334-4
雑誌名
Experimental Animals, advpub (2021), 27pp
論文名
著者名
Yumoto Akane, Toshiaki Kokubo, Ryutaro Izumi, Michihiko Shimomura, Osamu Funatsu, Motoki N Tada, and others
DOI
10.1538/expanim.20-0102
雑誌名
Cell 2020年11月26日
論文名
著者名
Ebrahim Afshinnekoo et. al.
DOI
10.1016/j.cell.2020.10.050
雑誌名
Communications Biology, 3.1 (2020), 496
論文名
著者名
Suzuki Takafumi, Uruno Akira, Yumoto Akane, Taguchi Keiko, Suzuki Mikiko, Harada Nobuhiko, and others
DOI
10.1038/s42003-020-01227-2
関連トピックス
詳細

概要

タイトル サイズ ID
宇宙ストレスにおける環境応答型転写因子Nrf2の役割 [ pdf: 142.7 KB] 70707

研究代表者

  • 山本 雅之(東北大学 医化学分野)

研究分担者

  • 鈴木 隆史(東北大学 医化学分野)
  • 田口 恵子(東北大学 医化学分野)
  • 宇留野 晃(東北大学 医化学分野)
  • 池畑 広伸(東北大学 医化学分野)
  • 鈴木 未来子(東北大学 医化学分野)
  • 本橋 ほづみ(東北大学加齢医学研究所 遺伝子発現制御分野)
  • 清水 律子(東北大学 分子血液学分野)
  • 鈴木 教郎(東北大学 創生応用医学研究センター 酸素医学分野)
  • 原田 伸彦(東北大学 動物実験施設)
  • 領家 梨恵(東北大学加齢医学研究所 脳機能開発研究分野)
  • 福本 敏(東北大学小児発達歯科学分野/歯科薬理学分野)
  • 中村 卓史(東北大学小児発達歯科学分野/歯科薬理学分野)
  • 高橋 智(筑波大学 医学医療系 生命医科学域)
  • 工藤 崇(筑波大学 医学医療系 生命医科学域)

連携研究

  • 勝岡 史城(東北メディカル・メガバンク機構ゲノム解析部門)
  • 小柴 生造(東北メディカル・メガバンク機構ゲノム解析部門)
  • 三枝 大輔(東北メディカル・メガバンク機構ゲノム解析部門)
  • 大槻 晃史(東北メディカル・メガバンク機構ゲノム解析部門)

(注)所属はフライト実験実施時

受賞歴

  1. 山本 雅之 東北メディカル・メガバンク機構 機構長およびMHU-3ミッションチーム
    ISS Research Awards (Compelling Results in Biology and Medicine)
    MHU-3:JAXA第3回マウスミッションにおける遺伝子ノックアウトマウスを用いた宇宙ストレスに対する加齢様変化の解析とコホート研究との連携
    2021年8月

山本 雅之 YAMAMOTO Masayuki

東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 機構長

東北大学大学院医学系研究科 医化学分野
東北メディカル・メガバンク機構
ibSLS(Integrated Biobank for Space Life Science)

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
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