更新 2023年9月 1日
Mouse Stress Defense/MHU-3Role of Environmental Stress-responsive Transcription Factor Nrf2 in Space Stress
完了
宇宙利用/実験期間 | 2018年 ~ 2018年 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
研究目的 | 宇宙放射線などに起因する酸化ストレスや微小重力によるメカニカルストレスなど、人類が宇宙環境に滞在した場合に直面する医学的リスクを明らかにし、いかに宇宙ストレスを回避するか、その方策を開発することを目的とします。 | ||||||
宇宙利用/実験内容 | 一群の生体防御遺伝子を制御する転写因子で、宇宙ストレスに対しても防御的に働くことが予想される転写因子Nrf2に注目し、野生型マウス、Nrf2欠失マウスを宇宙で飼育し、宇宙ストレスがNrf2活性に与える影響を調べます。また、宇宙ストレスにおけるNrf2の生理的貢献を明らかにし、宇宙環境における生体の恒常性維持にNrf2が重要であることを実証します。 | ||||||
期待される利用/研究成果 | 宇宙ストレスへのNrf2による予防効果が明らかになれば、宇宙滞在のリスク軽減として、Nrf2誘導剤の応用が期待されます。また、酸化ストレスやメカニカルストレスへの適応戦略の開発は、地上での高齢化・高ストレス社会の課題克服へ新たな応用・展開が期待されます。 | ||||||
成果報告 | |||||||
関連トピックス |
|
||||||
詳細
概要
研究代表者
研究分担者
連携研究
(注)所属はフライト実験実施時 受賞歴
|
|||||||
研究論文(Publication)
|
山本 雅之 YAMAMOTO Masayuki
東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 機構長
1983年、東北大学大学院医学研究科修了。米国留学後、筑波大学教授、日本学術会議会員などを歴任。2007年、東北大学医学系研究科医化学分野教授就任。医学系研究科長・医学部長、副学長などを経て、現在は東北メディカル・メガバンク機構機構長として、東日本大震災からの復興に取組むとともに、未来型医療を推進。2018年、第3回小動物飼育ミッション研究代表者として、世界初のNRF2遺伝子ノックアウトマウスのISS長期飼育・全匹生存帰還に成功。東北大学大学院医学系研究科 医化学分野
東北メディカル・メガバンク機構
ibSLS(Integrated Biobank for Space Life Science)