2022年度「きぼう」での静電浮遊炉(ELF)を利用した 材料研究テーマ募集【基盤研究利用コース】について

更新 2022年12月16日
公開 2022年10月18日

国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟にある静電浮遊炉(ELF)を利用して実施する、材料の熱物性値の取得や新材料創成を目的とした実験の科学研究利用制度(基盤研究利用コース)の募集を行います。


本コースは、科学的成果を狙って行う実験に機会を提供する制度です。
民間企業等の方が成果を占有するため有償で利用する場合は、通年募集の 民間利用促進コース をご覧ください。

募集の概要

「きぼう」でのELFを利用した実験は、JAXAがこれまでに獲得・蓄積してきた無容器処理技術を適用し、ISSの「きぼう」で熱物性値の取得や新機能材料を創成することにより、科学技術の発展や産業への貢献等、科学的成果を社会に還元することを目的としています。

微小重力空間では液体を空間に浮遊させることができるため、無容器状態を長時間維持できます。無容器状態では、容器からの不純物の混入が抑制され、また、核生成も抑制されます。「きぼう」のELFは、静電気力で物質を空間に保持した状態でレーザーでの加熱により、3,000℃に近い融点を持つ材料を溶融し、また、過冷状態での凝固を行うことができる実験装置です。これを使って、これまで得られなかった高融点材料の熱物性値(粘性、密度、表面張力)の取得や新しい機能をもつ材料の創成が可能です。

本「基盤研究利用コース」では、科学的成果創出を目的にこれらの実験を行う搭載試料を募集します。
今回は、2024年度頃の宇宙実験実施を想定した募集です。

1. 応募締め切り


2. 応募関係書類

募集案内・提出書類は以下からダウンロードください。

タイトル サイズ ID
【ELF基盤研究利用コース】募集案内 2022年度 [ pdf: 657.1 KB] 73410
【ELF基盤研究利用コース】提案書 2022年度 [ docx: 46.8 KB] 73409
【ELF基盤研究利用コース】データシート 2022年度 [ xlsx: 25.0 KB] 73408

3. 共同研究契約について

選定された場合には、提案者の所属機関とJAXAとの間で利用契約(共同研究契約)を締結させていただきます。提案者および所属機関は共同研究契約書に定める契約条件に同意のうえ、応募に必要な書類(提案書・データシート)を提出してください。

共同研究契約は以下からダウンロードして下さい。


4. 応募先

必ず応募関係書類および共同研究契約書を確認のうえ、募集案内で指定されている応募書類(提案書・データシート)を、指定のメールアドレスへ提出してください。提出後の提案書の変更はできませんのでご注意ください。

* 応募先メールアドレスは、「募集案内」の7.2項に記載されています。


5. よくある質問とお問い合わせ先

よくあるご質問・回答を公開します。ご応募、お問い合わせの前に確認ください。

提案内容に関わらない各様式への記入方法、提案書作成上の事項や提案内容の宇宙実験実施に関わる技術的な事項などに関して、不明な点やご質問などがございましたら、フォームよりお問合せください。お電話によるお問い合わせは受け付けておりません。

2022年度船内科学利用テーマ募集は受付を終了しました。
募集についての一般的な問い合わせは以下よりお願いします。

問い合わせフォーム

参考資料


国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
きぼう利用プロモーション室
お問い合わせ

きぼう利用ネットワーク

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