利用状況と今後の予定

公開 2024年9月 4日

超小型衛星放出プラットフォーム

<超小型衛星を放出しました(J-SSOD#31)※1
  • 8月21日、超小型衛星放出に向けた準備として、宇宙飛行士が地上と連携して「きぼう」エアロック(JEMAL)スライドテーブルにMPEP※2 を取り付け、MPEP上に小型衛星放出機構(J-SSOD)の取り付け作業(1回目)を行いました。また、8月23日も同様に宇宙飛行士が地上と連携してJEMALスライドテーブル上のMPEPへのJ-SSOD取り付け作業(2回目)を行いました。
  • 8月28日、地上からJEMALの減圧を行いました。
  • 8月29日、「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)とJEMALを操作してJ-SSODをJEMAL から小型衛星放出ポジションへと移動しました。その後、地上からの操作でJ-SSODに搭載された超小型衛星を2回に分けて放出しました。各回の放出の様子は、宇宙飛行士が写真撮影を行いました。また、i-SEEP上のHDTV-EF2でも、放出の様子の撮影を行いました。
  • 8月30日、地上からJEMRMSを操作してJ-SSODをJEMAL内に搬入し、翌31日にJEMRMSを遮断しました。


革新的材料研究支援プラットフォーム

<静電浮遊炉(ELF)※3 を利用した実験>
  • 8月20日、22日、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動し、ELF実験を行いました。22日の実験後には、宇宙飛行士が試料ホルダの清掃と交換を行いました。その後、地上からMSPR2を起動して機能確認を行いました。
  • 8月26日、地上からMSPR2を起動し、試料カートリッジの機能確認を行いました。
  • 8月27日、29日、地上からMSPR2を起動し、ELF実験(Unconventional Glass)※4 を行いました。


先進的燃焼研究支援プラットフォーム(次期PF候補)

<FLARE※5 実験を継続中>
  • 8月21日、23日、地上から多目的実験ラック(MSPR)および固体燃焼実験装置(SCEM)※6 を起動してFLARE実験を行いました。
  • 8月26日、地上からMSPRおよびSCEMを起動して、データのダウンリンクと高速度カメラのシーケンス動作確認を行いました。
  • 8月30日、地上からカメラ機能確認等を行いました。その後、宇宙飛行士がSCEMの試料交換を行い、地上からMSPRを起動してSCEMの加圧リークチェックを開始しました。現在も加圧を継続中です。


学術研究の推進

<Plant UV-B※7 実験終了>
  • 8月20日、宇宙飛行士が細胞培養装置(CBEF)※8 に設置している植物実験ユニット(PEU)※9 を取り出し、試料の化学固定を行いました。Run#1実験の培養を完了しました。CBEFの乾燥運転を実施した後に、CBEFおよび細胞培養ラックを遮断しました。


継続実施中

船外利用

物質・物理科学分野、生命医科学分野、他


資料

タイトル サイズ ID
今週・来週の予定 2​0​24.9.2-​2​0​24.9.15 [ pdf: 374.2 KB] 74014
先週の実績 ​2​0​24.​​8.19-​2​0​24.​9.1 [ pdf: 398.1 KB] 74013

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
有人宇宙技術部門 きぼう利用センター
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