公開 2024年7月 3日
船外ポート利用プラットフォーム
<HDTV-EF2※1 カメラ撮影>
- 6月21日、30日、地上からの操作でi-SEEP※2 上のHDTV-EF2による撮影を行いました。
- ※1 「きぼう」次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)
- ※2 中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP)による船外利用
先進的燃焼研究支援プラットフォーム(次期PF候補)
<固体燃焼実験装置(SCEM)※3 機能確認と実験開始>
- 6月28日に、地上から多目的実験ラック(MSPR)を起動して加圧した後、SCEMの加圧リークチェックを行いました。完了後、SCEMの減圧を開始し29日まで引き続き減圧リークチェックを行い、SCEMの健全性を確認しました。
- 6月30日、地上からMSPRを起動し、SCEMでのFLARE※4 実験を開始しました。
学術研究の推進
<Hicari-II※5 実験Run#6の完了>
- 5月30日より、地上からの操作で、温度プログラムに従い温度勾配炉(GHF)※6 の加熱を続けていましたが、6月21日に地上からの結晶成長モニタを完了しました。翌22日に実験を完了し、地上からGHFを遮断しました。
超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得
<JEM船内可搬型ビデオカメラシステム実証2号機(Int-Ball2)※7 の機能確認>
- 6月28日より、宇宙飛行士がInt-Ball2を準備し、地上と連携してInt-Ball2の機能確認を行いました。
その他
<「きぼう」エアロックの活用:ISSロボットアーム用カメラ・照明装置の搬入出サポート>
- モービルベースシステム(MBS)※8 のカメラ・照明・雲台装置(CLPA)※9 交換で取り外したCLPAを片付けるため、6月17日、地上から「きぼう」エアロック(JEMAL)を加圧した後、JEMALスライドテーブルを船内に搬入し、宇宙飛行士がJEMALスライドテーブルからCLPAを取り外しました。また、「きぼう」CLPAアダプタパレット(JCAP)※10 とSTEP※11 を取り外して片付けました。
- ※8 モービルベースシステム(Mobile Base System: MBS)
- ※9 カメラ・照明・雲台装置(Camera Light Pan/Tilt Assembly: CLPA)
- ※10 「きぼう」CLPAアダプタパレット(JEM CLPA Adapter Plate: JCAP)
- ※11 Slide Table Extension Plate: STEP
<「きぼう」エアロックの活用:NASAの船外実験装置ILLUMA-T※12 の移設(廃棄準備)>
- 6月27日、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)を操作し、船外ポート13番(EFU#13)に設置されていたCREAM※13 (NASAの曝露ペイロード)をEFU#12に移設しました。
- 続いて6月28日、ISSロボットアーム(SSRMS)※14 で廃棄予定のILLUMA-Tを地上からJEMRMSを操作して船外ポート3番(EFU#3)からEFU#13に移設しました。その後ILLUMA-TはSSRMSにより把持され、EFU#13からリリースされました。
- ※12 米国の統合レーザ通信リレーの技術実証装置
- ※13 NASAの曝露実験ペイロード(Cosmic Ray Energetics and Mass: CREAM)
- ※14 国際宇宙ステーションのロボットアーム(カナダアーム2)Space Station Remote Manipulator System: SSRMS(Canadarm2)
継続実施中
船外利用
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用、利用サービス提供事業者のミッション
- 簡易材料曝露実験ブラケット(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP: ExBAS)を利用した曝露実験
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)*外部サイト
物質・物理科学分野、生命医科学分野、他
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2024.7.1-2024.7.14 | [ pdf: 339.2 KB] | 73963 |
先週の実績 2024.6.17-2024.6.30 | [ pdf: 371.6 KB] | 73962 |