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モービルベースシステム
Mobile Base System: MBS
モービルベースシステム(Mobile Base System: MBS)は国際宇宙ステーション(ISS)のトラス上を移動して機材を輸送するロボットアームシステム(Mobile Servicing System: MSS)の一部です。MSSはISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)、モービルトランスポータ(台車:MT)、MBSから構成されており、MBSはMTに結合されています。
MBSにはSSRMSの把持部の役割を果たす電力・通信インタフェース付グラプル・フィクスチャ(Power and Data Grapple Fixture: PDGF)と呼ばれる装置が4個搭載されています。SSRMSがPDGFを把持することにより、ISSからの電力をSSRMSに供給したり、電気信号や映像を中継することができるようになります。
また、MBSには、MSSがトラス上を移動する際に一時的に機材を把持する、ペイロード/軌道上交換ユニット把持装置(Payload and Orbital Replacement Unit Accommodation: POA)も搭載されています。POAの先端はSSRMSの先端と共通の把持機構で、これはSSRMSの把持機構の予備品としての役割もあります。
また、MBSには、MSSがトラス上を移動する際に一時的に機材を把持する、ペイロード/軌道上交換ユニット把持装置(Payload and Orbital Replacement Unit Accommodation: POA)も搭載されています。POAの先端はSSRMSの先端と共通の把持機構で、これはSSRMSの把持機構の予備品としての役割もあります。
MBSの仕様
項目 | 仕様 |
大きさ | 5.7m×4.5m×2.9m |
重量 | 約1,500kg |
最大積載量 | 20,900kg |
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