公開 2024年1月17日
超小型衛星放出プラットフォーム
<超小型衛星放出の片付け(J-SSOD#27)※1>
- 12月18日に行われたJ-SSOD#27の片付けとして、26日、地上から「きぼう」エアロック(JEMAL)を起動し加圧した後、宇宙飛行士がJEMALスライドテーブルを「きぼう」船内に伸展させ、スライドテーブル上の小型衛星放出機構(J-SSOD)とMPEP※2 を取り外しました。
- ※1 小型衛星放出機構(J-SSOD)による超小型衛星放出の第27回シリーズ
- ※2 親アーム先端取付型実験プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)
- (参考)「きぼう」から超小型衛星2機放出に成功!
船外ポート利用プラットフォーム
<中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)※3 :HDTV-EF2※4 カメラ撮影>
- 1月11日、地上からi-SEEP上のHDTV-EF2の動作確認を行いました。
- ※3 中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP)による船外利用
- ※4 「きぼう」次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※5 を利用した実験を行っています>
- 12月26日、1月9日に、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動し、ELF実験(Interfacial Energy)※6 を行いました。
- ※5 静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)利用サービス
- ※6 静電浮遊法を用いた鉄鋼精錬プロセスの基礎研究~高温融体の熱物性と界面現象~(Interfacial Energy)
新たなプラットフォーム形成(細胞医療研究支援)
<Space Organogenesis※7 実験準備>
- 12月26日、27日、28日、Space Organogenesis実験準備として、地上から細胞培養装置追加実験エリア(CBEF-L)※8 を起動して機能確認を行いました。また、1月5日に宇宙飛行士が実験前の機能確認を終えた培養バッグをCBEF-Lから取り外しました。
- 1月9日、ハードウェアの機能確認の片付けの際に取り外した温度ロガーデータの読み込みを行いました。翌10日、実験準備として、宇宙飛行士がライブイメージングシステム(COSMIC)※9 の保護カバーを取り外し、機能確認用の試料の取り付けやレンズ交換を行いました。
- ※7 微小重力環境を活用した立体臓器創出技術の開発(Space Organogenesis)
- ※8 細胞培養装置追加実験エリア(Cell Biology Experiment Facility-Left: CBEF-L)
- ※9 ライブイメージングシステム(Confocal Space Microscopy: COSMIC)
民間利用の拡大
<KIBO宇宙放送局(THE SPACE SUNRISE LIVE 2024 )>
- 12月31日から翌1月1日にかけて、KIBO宇宙放送局の毎年恒例のプログラム「THE SPACE SUNRISE LIVE 2024」が「きぼう」と地上をつないでライブ配信されました。ISS船外カメラを用いた、宇宙からの「初日の出」と「日の入」の様子や、「きぼう」船内の古川飛行士との交信の様子などが届けられました。
超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得
<JEM船内可搬型ビデオカメラシステム実証2号機(Int-Ball2※10)技術実証>
- 12月27日、宇宙飛行士確認のもと、地上からのコマンドによる自動ドッキングやリリース機能の動作確認を行いました。
継続実施中
船外利用
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用、利用サービス提供事業者のミッション
- 簡易材料曝露実験ブラケット(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP: ExBAS)を利用した曝露実験
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)*外部サイト
物質・物理科学分野、生命医科学分野、他
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2024.1.15-2024.1.28 | [ pdf: 373.4 KB] | 73828 |
先週の実績 2023.12.25-2024.1.14 | [ pdf: 390.5 KB] | 73827 |