公開 2022年12月21日
新薬設計支援プラットフォーム
<JAXA MTPCG※1 #8、JAXA LTPCG※2 #8を行っています>
- 11月28日から開始したMTPCG#8およびLTPCG#8の実験について、それぞれ継続中です。
- 12月13日、宇宙飛行士が「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫(FROST)で結晶化の実験を行っているLTPCG#8の結晶化機構の確認を行いました。
- ※1 高品質タンパク質結晶生成実験(20℃)(Moderate Temperature Protein Crystal Growth: MTPCG)
- ※2 高品質タンパク質結晶生成実験(4℃)(Low Temperature Protein Crystal Growth: LTPCG)
- 関連トピックス:高品質タンパク質結晶生成実験(JAXA MT PCG#8、JAXA LT PCG#8)を開始しました
超小型衛星放出プラットフォーム
<J-SSOD#23※3 の片付け>
- 12月2日の超小型衛星放出後、J-SSODを「きぼう」エアロック内に搬入しました。12月5日にJ-SSODの片付けのため、地上から操作して「きぼう」エアロックを加圧しました。
- 12月9日、宇宙飛行士が「きぼう」エアロックスライドテーブルを船内に伸展させ、J-SSOD#23とMPEP※4 を取り外し、「きぼう」エアロックスライドテーブルを収納しました。
- ※3 小型衛星放出機構(J-SSOD)による超小型衛星放出の第23回シリーズ
- ※4 親アーム先端取付型実験プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)
船外ポート利用プラットフォーム
<中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)※5 2の船内搬入準備>
- 12月15日、地上から「きぼう」ロボットアームを起動し、i-SEEP2の船内搬入で使用する子アーム(SFA)をSSE(Small Fine Arm Stowage Equipment : SFA保管装置)から取り出すための作業を行いました。
- 12月16日、i-SEEP2 船内搬入の準備として、地上から「きぼう」ロボットアームを操作し、SSEから子アームを取り出しました。
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※6 を利用した実験>
- 12月9日、宇宙飛行士がカートリッジの清掃を行いました。
- 12月12日、宇宙飛行士がシグナス補給船運用18号機(NG-18)からELF実験で使用するガスボトルユニットを取り出し、ELFに設置されているガスボトルユニットと交換しました。
超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得
<LBPGE※7 実験を行いました>
- 12月13日、地上から細胞培養ラックを起動させた後、宇宙飛行士がLBPGEのBOX A(片側砂時計式)の3式の電源投入を行い、CBEF-L※8 に設置して片側砂時計式の実験(Run1)を開始しました。翌14日、Run1を終了しました。
- 12月14日、Run1と同様に地上から細胞培養ラックを起動させた後、宇宙飛行士がLBPGEのBOX B(横揺れ式)の電源投入を行い、CBEF-Lに設置して横揺れ式の実験(Run2)を開始しました。翌15日、Run2を終了して、宇宙飛行士が片付けを行いました。
- ※7 CBEFを用いた低重力環境下における液体挙動に関するデータ取得(LBPGE)
- ※8 細胞培養装置追加実験エリア(Cell Biology Experiment Facility-Left:CBEF-L)
学術研究の推進
<Neural Integration System※9 の実験を継続中>
- 11月30日から12月9日の間、Neural Integration System(NIS)の試料をライブイメージングシステム(COSMIC)※10 に設置し地上から試料の観察を行いました。観察が終了した一部の試料は冷凍・冷蔵庫(MELFI)に収納し、残りはCBEF-Lの1G部とおよびμG部に再度設置し培養を行いました。
- 12月6日、宇宙飛行士がNISの観察作業で使用したペイロードラップトップターミナル(PLT)を片付け、COSMICの保護カバーを設置しました。
- 12月10日、宇宙飛行士がCBEF-Lに設置して培養が完了した試料の化学固定を行って、MELFIに格納しました。その後、地上からCBEF-L/細胞培養ラックを遮断しました。
- ※9 モデル生物を用いた宇宙フライトが及ぼす加齢への影響(Neural Integration System)
- ※10 ライブイメージングシステム(Confocal Space Microscopy: COSMIC)
その他
<「きぼう」エアロックの活用:米国の船外実験装置NREP※11 の船外搬出が行われました>
- 12月10日、NREPの船内搬入に向けて、地上から「きぼう」エアロックを減圧しました。
- 12月12日、地上から「きぼう」ロボットアームを起動して操作し、「きぼう」エアロックからNREPを船内に搬入しました。
- 12月13日、地上から「きぼう」エアロックを加圧した後、宇宙飛行士が「きぼう」エアロックスライドテーブル上のNREPのペイロードを交換しました。作業終了後「きぼう」エアロックに収納し、地上から減圧しました。
- 12月14日、地上から「きぼう」ロボットアームを操作し、NREPを船外に搬出しました。
- ※11 米国NanoRacks社の船外実験装置
継続実施中
船外ポート利用プラットフォーム
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用、利用サービス提供事業者のミッション
- 簡易材料曝露実験ブラケット(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP: ExBAS)を利用した曝露実験
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)*外部サイト
物質・物理科学分野、生命科学分野、他
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2022.12.19-2023.1.1 | [ pdf: 405.3 KB] | 73463 |
先週の実績 2022.12.5-2022.12.18 | [ pdf: 421.2 KB] | 73462 |