えんかくでんりょくせいぎょもじゅーる
遠隔電力制御モジュール
Remote Power Controller Module: RPCM
遠隔電力制御モジュール(Remote Power Controller Module: RPCM)は、太陽電池パドル(電源)から供給された電力を各機器に分配し、特定の出力端子からの電力供給を遠隔操作によって遮断できる装置です。 RPCMの下流には各種実験機器や制御装置、さらに細かく電力分配を行うためのRPCMが接続されます。
将来、国際宇宙ステーション(ISS)が完成すると200個前後のRPCMが稼動することになります。200個もあるとかなり場所を取りますが、RPCMは配線や供給効率などを考慮して数個ずつ大きな箱に収納して管理されます。
2004年6月に行われた船外活動では、故障したRPCMを新しいものに交換し、ISSに設置されている4基のコントロール・モーメント・ジャイロ(Control Moment Gyroscopes:CMG)のうち、電力を絶たれていた1基のCMGの復旧に成功しました。
また、2008年3月に行われた1J/A(STS-123)ミッションでの船外活動でも、トラス上の故障したRPCMの交換を行いました。
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