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P6トラス
P6 Truss
P6トラスは、国際宇宙ステーション(ISS)の組立てフライト4A(STS-97ミッション)で、2000年12月に打ち上げられ、Z1トラスの上部に取り付けられました。P6トラスは、太陽光を電力に変換し、蓄え、電圧を安定に保ち、そして電力をISS各部へ供給するなどの機能を持っています。
P6トラスは、P6発電モジュール、バッテリや電力をコントロールする関連電子機器とその冷却システムから成る制御機器アセンブリ(Integrated Equipment Assembly: IEA)、そしてロングスペーサ(Long Spacer: LS)から構成されます。
P6トラスが取り付けられたことで、ISSの発電能力は約64kw増強され、それまでの「ザーリャ」(基本機能モジュール)と「ズヴェズダ」(ロシアのサービスモジュール)による約10kwの発電能力に比べると数倍になりました。
また、P6トラスは、ISS組立フライト10Aで、Z1トラスから、恒久的な取付け場所であるP5トラスの先端へ移設されました。
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