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2022.06.22
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HTV-Xによる生鮮食品輸送を活用した事業モデルに係る意見募集

  • 宇宙のくらし
  • 宇宙ステーション補給機
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多くの人が宇宙に行く時代を見据え、地球低軌道への生鮮食品輸送技術を活用した新たなビジネス創出を検討中!
JAXAではHTV-Xによる生鮮食品輸送を活用したビジネスアイデアを募集します。

背景

国立研究開発法人宇宙研究開発機構(以下「JAXA」という。)は、これまでに生鮮食品(※)を宇宙ステーション補給機「こうのとり」(以下「HTV」という。)に搭載、国際宇宙ステーション(ISS)へ常温輸送し、すべての食品について新鮮さを維持した状態で、計画通り滞在する宇宙飛行士に供して参りました。その過程で、JAXAでは確実な輸送のための技術要件と搭載手順を確立するに至り、他の機関が輸送する生鮮食品に比べてJAXAが輸送した生鮮食品は、とてもフレッシュで美味しいと海外の宇宙飛行士からも高い評価を得ています。また、その結果、加工食品である宇宙食を食べる生活の中で、歯ごたえがあり大地の恵みを感じる生鮮食品は、宇宙飛行士に大変人気が高く、宇宙生活を快適に送るうえで必要不可欠なものであることがわかりました。

一方、民間の方が宇宙へ行く時代が到来しています。2022年4月には、スペースXの宇宙船クルー・ドラゴンに搭乗した4人の「民間宇宙飛行士」が国際宇宙ステーション(ISS)ミッションに参加しました。アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス氏が設立した宇宙企業ブルーオリジンは、既に4度の有人飛行を成功させています。このように地球低軌道(国際宇宙ステーション(ISS)などに使用される軌道。以降省略。)への有人宇宙輸送や有人宇宙滞在が国内外問わず盛り上がりを見せ、今後、地球低軌道の民間による有人宇宙活動はますます活発化し、多くの人が宇宙で活動すると予想されています。それに伴い、宇宙での生活を彩る生鮮食品等の地球低軌道への輸送についても需要が高まるのではないかとJAXAでは考えています。

これまで生鮮食品を輸送してきたHTVは、2020年の9号機までですべての補給ミッションを完遂しその役割を終えたところですが、JAXAはHTVの次世代の無人補給船としてHTV-Xの開発を進めており、HTV-Xでは、JAXAがこれまで実績を積み重ねてきた生鮮食品輸送技術を活用した、宇宙での生鮮食品の需要の高まりに対応する新たな民間ビジネス・サービスを創出する取組みを実施すべく検討しております。
※本意見募集における生鮮食品とは、軌道上で調理せずに喫食が可能な「果物」及び「野菜」とし、一次加工品(野菜の酢漬け、茹で野菜等)は含みません。

目的

本意見募集は、将来の地球低軌道における新たなビジネス・サービスの創出を念頭に置きながら、生鮮食品をISSに搭載するJAXA事業の新たな事業体制の枠組みについてJAXAの検討を深めるためにご意見を募集することを目的とします。事業参画を希望する方々からの、将来の地球低軌道における新たな輸送ビジネス・サービスを見据えた事業(ビジネスモデル)のご意見を募集いたします。例えばHTV-Xによる輸送をその実証の場としてご活用いただき、将来的には食品以外の輸送事業への展開を想定するビジネスモデルも歓迎いたします。JAXAでは、今後いただいたご意見をもとに検討を深化させ、将来的に事業参画に係る公募も視野に入れております。ただし公募や企画提案要請(RFP: Request for Proposal)が発出されることをお約束するものではないことをご理解ください。

ISS生鮮食品搭載事業概要

これまでJAXA主体で取り組んできた事業概要については別紙-1、並びにこちらのページを御参照ください。

※従来の事業概要にとらわれない新たな発想を期待し、広くアイデアを募集します。

依頼内容

JAXAでは、民間企業等が、自社のノウハウ・ネットワーク・他関連事業との連携等を活かしながら、主体となって地球低軌道への生鮮食品の輸送(生鮮食品の調達、ISS輸送等を含む)の事業を実施いただける方策を検討しています。

上記に関し、以下のご意見・情報等を御寄せください。
  1. 地球低軌道における新たな生鮮食品輸送ビジネスを見据え、御社独自のリソース(施設・設備・情報システム、技術・ノウハウ、ネットワーク・流通販売網、他関連事業等との連携および人材など)を活用しながら、御社が主体となって実施できる事業モデル/アイデア(別紙1「技術的要件の適合性確認」における評価方法、プロセス及び手順を改良するアイデア等含む)、及びその期待される効果。(地上のビジネスと連携するものであっても問題ありません。)

  2. 上記事業モデル/アイデアの実現性、成立させるための障壁、制約。また、実現に必要な期間。

  3. 上記事業モデル/アイデアを実現させるうえでJAXAから提供が必要な施設、設備、人材など(JAXAが行ってきたISS生鮮食品搭載事業の流れは別紙1をご参照ください。)。

    なお、JAXAからは以下のものが提供可能と想定しています。(現時点で確約するものではないことご了承ください。)

    ・HTV-Xを用いたISSへの生鮮食品搭載機会(有償・無償の別は未定)

    ・これまでJAXAが蓄積・確立した技術・プロセス(保存試験や除菌作業の手順等の生鮮食品の常温1ケ月の保存技術含む)

    ・以下の広報素材(想定)

     - 搭載された生鮮食品の軌道上の映像・画像

     - 喫食した宇宙飛行士の感想(テキスト情報)

     - 搭載された事実

  4. その他、JAXAへの要望(権限委譲、広報支援、ノウハウ提供、制度面など)。

    なお、上記をご検討にあたっては、次の点にご留意ください。

    ・ HTV-Xへの複数回の搭載機会(予定)をビジネスモデル等の実証の場としてご活用いただけることを想定しています。搭載時期、費用負担(有償・無償の別)等については未定ですが、ご提案の条件としてご提示ください。(例:「無償で○○回の搭載機会を希望します。」)

    ・また、HTV-Xだけでなく、米国等の海外からの輸送機等も使える可能性があり、それらを含めて、ビジネスモデルをご検討いただいてかまいません。(有償・無償の別、打上頻度などは未定)

ご意見の提出期限

本意見募集で提出いただくご意見は、別紙-2に従い御記入の上、回答フォームより2022年8月5日(金)17時までにご提出ください。

受付は終了しました

ご質問等の受付について

ご質問等については、回答フォームにて受け付けいたします。ご質問等は、2022年8月5日(金)17時まで随時受付し、メールによる回答の他、必要に応じて秘密保持契約を取り交わした上で対話の機会を設定いたします。

受付は終了しました

説明会について(開催終了)

日時

2022年6月22日(水)
※オンラインでの参加も可能です。

場所

〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2-1-1
日本橋三井タワー7階
X-NIHONBASHI TOWER

https://www.x-nihonbashi.com

なお、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、状況に応じて直前に現地での開催を見送る場合がございますので、予めご理解のほどよろしくお願いいたします。

プログラム

6月22日(水)


時間 プログラム
10:30〜12:00 全体概要説明
  • 今回の取り組み概要<当日資料
  • JAXAが実施してきたISS生鮮食品搭載事業全般概要<当日資料
13:00〜14:30 個別相談会(事前申込制)※1
※1: 個別相談会は事前申込制といたします、ご相談がある場合には参加申込の際に、合わせてご連絡ください。

説明会資料

今後のスケジュール

2022年5月23日 RFI発出
2022年6月22日 説明会
2022年8月5日 RFI締切
2022年8月6日~ JAXAにてRFI集計および仕様検討
→いただいた情報を元に搭載スケジュール検討

2023年度後半 ISSへの生鮮食品搭載(未定)

ご提出いただいた情報の取扱いについて

ご提出いただいた情報は、返却いたしません。また、情報の作成及び送付等に掛かる全ての作業及び費用等のご負担は、ご提案者側にてお願いいたします。情報につきましては、本要請の目的以外には使用せず、JAXA内の生鮮食品ISS搭載事業検討の関係者間のみで取扱うこととし、ご提案者への事前の合意なしに第三者への開示はいたしません。ご提供いただいたご意見の書面に情報提供者が保有する情報が含まれる場合には当該頁右上に「第三者開示制限」を記すものとします。ただし、ご意見の書面全体に 左記情報が含まれている場合は、ご意見の書面の表紙に「全頁第三者開示制限」と記す方法をもって各頁への個別の表示に代えることができ、各頁への 個別の表示を省略することといたします。

JAXAでは、本意見募集の結果も踏まえつつ、公募やRFPについて検討しますが、ご提出いただいた情報が、公募やRFPへ反映されることは確約できません。また、本意見募集にご応募いただくことは、今後の公募やRFPへ参加するための必須要件ではなく、本意見募集にご応募いただいたことにより、ご提案者の評価が優遇されるようなことはありませんので、予めご承知おきください。

なお、公募やRFPを公示する際、個別にご連絡はいたしませんので、JAXAウェブサイト等で公開される調達情報を随時御確認ください。

※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA