公開 2024年9月18日
船外ポート利用プラットフォーム
<HDTV-EF2※1 カメラ撮影>
- 9月3日、地上からの操作で中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)※2 上のHDTV-EF2による撮影を行いました。
- ※1 「きぼう」次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)
- ※2 中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP)による船外利用
<i-SEEP2 の船内搬入とExBAS※3 取り外し、およびi-SEEP2船外設置>
- 9月5日、i-SEEP2の船内搬入に向けた準備として、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)を操作し、SFA保管装置(SSE)から子アーム(SFA)を取り出しました。
- 9月6日、地上からJEMRMSとSFAを操作して、船外ポート11番(EFU#11)からi-SEEP2を取り外し、「きぼう」エアロック(JEMAL)に搬入しました。
- 9月11日、地上からJEMALを起動し加圧した後、宇宙飛行士がJEMALスライドテーブルを船内に伸展させ、スライドテーブル上のi-SEEP2にあるSPySE※4 からExBAS#1-3搭載サンプルを取り外しました。その後、宇宙飛行士がJEMALを操作し、i-SEEP2をJEMALスライドテーブルに収納しました。
- 9月12日、i-SEEP2の船外搬出に向けて、地上からJEMALを減圧しました。翌13日、地上からJEMRMSおよびSFAを操作し、i-SEEP2をEFU#11に設置しました。その後、地上からi-SEEP2を起動して装置の健全性を確認しました。
- ※3 簡易材料曝露実験ブラケット(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP: ExBAS)
- ※4 小型ペイロード搭載支援装置(Small Payload Support Equipment: SPySE)
超小型衛星放出プラットフォーム
<超小型衛星放出片付け(J-SSOD#31)※5>
- 9月3日、超小型衛星放出後の片付けとして、地上からJEMALを加圧した後、宇宙飛行士がJ-SSODおよびMPEP※6 をJEMALスライドテーブルから取り外しました。翌4日、地上から「きぼう」エアロック(JEMAL)の減圧を行いました。
- ※5 小型衛星放出機構(J-SSOD)による超小型衛星放出の第31回シリーズ
- ※6 親アーム先端取付型実験プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)
- (参考)「きぼう」から超小型衛星7機放出に成功!
革新的材料研究支援プラットフォーム
<静電浮遊炉(ELF)※7 を利用した実験>
- 9月2日、4日、9日、13日、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動し、ELF実験(Unconventional Glass)※8 を行いました。
- ※7 静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)利用サービス
- ※8 機能性高充填密度ガラスの融液物性計測による機能発現メカニズムの解明(Unconventional Glass)
先進的燃焼研究支援プラットフォーム(次期PF候補)
<FLARE※9 実験を継続中>
- 8月30日から継続している個体燃焼実験装置(SCEM)※10 の加圧リークチェックを9月3日に完了し、続けてSCEMの減圧リークチェックを開始しました、翌4日にSCEM減圧リークチェックの完了しました。
- 9月5日、6日、10日から12日に、地上から多目的実験ラック(MSPR)およびSCEMを起動してFLARE実験を行いました。
- 9月12日には、宇宙飛行士がSCEMからガスボトルを取り外し、FLARE実験向けのガスを排気する必要があるガスボトルを設置しました。その後、ガスボトル内のガス(O2+N2)を船内実験室に排出しました。この作業は翌13日にも行われ、ガスの排出完了後、宇宙飛行士が元のガスボトルを設置して、地上からリークチェックを行いました。
宇宙実験を支える基盤技術の強化
<ライブイメージングシステム(COSMIC)※11 関連のセットアップ作業や機能確認>
- 9月6日、地上からペイロードラップトップターミナル(PLT)を操作し、COSMICのファイルアップリンクを行いました。
- 9月10日、宇宙飛行士がCOSMICの機能確認準備として、機能確認のための試料設置および光源へのケーブル再接続を行いました。
- 9月13日、宇宙飛行士がCOSMICのケーブルを確認した後、地上から定期メンテナンスとして、COSMICの機能確認を行いました。
超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得
<JEM船内可搬型ビデオカメラシステム実証2号機(Int-Ball2)※12 の機能確認>
- 9月5日、地上からInt-Ball2のソフトウェアを更新し、機能確認を行いました。その後、地上からデータのダウンリンクを行いました。
継続実施中
船外利用
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用、利用サービス提供事業者のミッション
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)*外部サイト
物質・物理科学分野、生命医科学分野、他
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2024.9.16-2024.9.29 | [ pdf: 358.1 KB] | 74020 |
先週の実績 2024.9.2-2024.9.15 | [ pdf: 385.2 KB] | 74019 |