公開 2024年3月27日
船外ポート利用プラットフォーム
<HDTV-EF2※1 カメラ撮影>
- 3月20日に、地上からの操作でi-SEEP※2 上のHDTV-EF2による撮影を行いました。
- ※1 「きぼう」次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)
- ※2 中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP)による船外利用
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※3 を利用した実験を行っています>
- 3月19日、21日に、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動してELF実験(Super glassテーマ)※4 を行いました。
- ※3 静電浮遊炉(Electrostatic Levitation Furnace: ELF)利用サービス
- ※4 Super glassテーマ
実験テーマ:Microgravity Investigation of Thermophysical Properties of Supercooled Molten Metal Oxides(Super glass)
研究代表者:米国MDI社、Richard Weber 博士
関連トピックス:静電浮遊炉を利用した米国の2番目の実験を開始しました!
新たなプラットフォーム形成・細胞医療研究支援
<Space Organogenesis※5 Run2を開始しました>
- 3月13日、Space Organogenesis実験準備として、宇宙飛行士が「きぼう」の共通ガス供給装置(CGSE)※6 を操作してCO2ガス供給を開始し、19日に宇宙飛行士がCO2 着脱コネクタ(Quick Disconnect: QD)を接続しました。
- 3月20日から22日、実験準備として、地上から「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫2(FROST2)のIce Pack保冷作業を含む温度調整を行いました。
- また3月22日に、宇宙飛行士が、加湿器の給水、設置およびCO2 QDを接続しました。
- 3月24日、宇宙飛行士が地上と連携して実験を開始し、COSMIC※7 による試料の健全性の確認や試料の培地交換を行い、細胞を血管の周りに集め立体的に培養するため、回転装置による細胞集合を行いました。
- ※5 微小重力環境を活用した立体臓器創出技術の開発(Space Organogenesis)
- ※6 JEM Common Gas Support Equipment: CGSE
- ※7 ライブイメージングシステム(Confocal Space Microscopy: COSMIC)
超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得
<FLARE実験※8 を行いました>
- 3月12日、FLARE実験準備のために地上から多目的実験ラック(MSPR)を起動して加圧した後、固体燃焼実験装置(SCEM)※9 の加圧リークチェックを13日まで行いました。完了後、引き続きSCEMの減圧を開始して15日まで減圧リークチェックを行い、SCEMの健全性を確認しました。
- 3月18日、地上からMSPRを起動してSCEMでFLARE実験を行いました。
その他
<「きぼう」エアロックの活用:MISSE※10 船外搬出準備>
- 3月19日、今後予定されているMISSE-19の船外搬出準備として、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)を起動し、JEMRMSの姿勢変更を行いました。
- ※10 NASAの材料曝露実験装置(Materials ISS Experiment: MISSE)
継続実施中
船外利用
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用、利用サービス提供事業者のミッション
- 簡易材料曝露実験ブラケット(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP: ExBAS)を利用した曝露実験
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)*外部サイト
物質・物理科学分野、生命医科学分野、他
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2024.3.25-2024.4.7 | [ pdf: 356.8 KB] | 73892 |
先週の実績 2024.3.11-2024.3.24 | [ pdf: 362.0 KB] | 73891 |