船外ポート利用プラットフォーム

＜中型曝露実験アダプタ（i-SEEP）^※1：HDTV-EF2^※2 カメラ撮影＞

• 6月28日、i-SEEP上のHDTV-EF2でシグナス補給船運用17号機（NG-17）がISSから離れる様子を撮影しました。

• ^※1 中型曝露実験アダプタ（IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP）による船外利用
• ^※2 「きぼう」次世代ハイビジョンカメラシステム（HDTV-EF2）

＜i-SEEP2の船内搬入準備＞

• 6月30日、i-SEEP2の船内搬入に向け、地上から「きぼう」エアロック（JEMAL）を減圧しました。また、7月1日、地上からJEMRMSを操作し、SSE（Small Fine Arm Stowage Equipment : SFA保管装置）から子アーム（SFA）を取り出しました。

革新的材料研究支援プラットフォーム（静電浮遊炉）

＜静電浮遊炉（ELF）^※3 を利用した実験＞

• 6月27日、宇宙飛行士が試料ホルダの交換に向けた準備を行いました。翌28日、宇宙飛行士が試料カートリッジの清掃および試料ホルダの交換を行った後、地上から多目的実験ラック2（MSPR2）を起動して動作確認を行いました。
• 7月1日、地上からMSPR2を起動し、ELF実験（Interfacial Energy）^※4 を行いました。

• ^※3 静電浮遊炉（Electrostatic Levitation Furnace: ELF）利用サービス
• ^※4 静電浮遊法を用いた鉄鋼精錬プロセスの基礎研究～高温融体の熱物性と界面現象～(Interfacial Energy)

超長期有人宇宙滞在技術や探査技術の獲得

＜FLARE実験^※5 を実施中＞

• 6月20日、21日、23日、27日、28日、30日、地上から多目的実験ラック（MSPR）を起動し、固体燃焼実験装置（SCEM）^※6 で実験を行いました。
• 7月1日、宇宙飛行士がSCEMガスボトルの交換を行った後、地上から交換したガスボトルのリークチェックを行いました。

• ^※5 火災安全性向上に向けた固体材料の燃焼現象に対する重力影響の評価（FLARE）
• ^※6 固体燃焼実験装置（Solid Combustion Experiment Module: SCEM）

宇宙実験を支える基盤技術の強化

＜ライブイメージングシステム（COSMIC）^※7 定期メンテナンス＞

• 6月30日、宇宙飛行士がCOSMICの定期メンテナンスの一環としてペイロードラップトップターミナル（PLT）^※8 を準備しUSBの勘合確認を行いました。また、翌7月1日、地上からCOSMICを起動してメンテナンスを行いました。

• ^※7 ライブイメージングシステム（Confocal Space Microscopy: COSMIC）
• ^※8 ペイロードラップトップターミナル（Payload Laptop Terminal: PLT）

継続実施中

船外ポート利用プラットフォーム

• 全天のX線天体の監視（MAXI）
• 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測（CALET）
• 中型曝露実験アダプタ（i-SEEP）搭載装置：HDTV-EF2カメラの利用
• 簡易材料曝露実験ブラケット（Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP: ExBAS）を利用した曝露実験
• 全固体電池軌道上実証装置（All Solid State Li-ion Batter: Space AS-LiB）
• ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム（HISUI）*外部サイト

物質・物理科学分野、生命科学分野、他

• 長期宇宙滞在がヒトの脳循環調節機能に及ぼす影響（Cerebral Autoregulation）
• 微小重力の環境で老化が加速するメカニズムの研究（Phospho-aging）

資料