公開 2022年4月 6日
超小型衛星放出プラットフォーム
<超小型衛星を放出しました(J-SSOD#21※1)>
- 3月22日、地上から「きぼう」エアロックを減圧しました。
- 3月24日、地上から「きぼう」ロボットアーム(JEMRMS)を操作し、「きぼう」エアロックスライドテーブルに設置されたJ-SSODを小型衛星放出ポジションへ移動しました。その後、地上からの操作で、搭載された超小型衛星を2度に分けて放出しました。衛星放出の様子は宇宙飛行士が写真撮影を行いました。
- 翌25日、地上からJEMRMSを操作し、J-SSODを船内に搬入しました。
- 3月28日、地上から「きぼう」エアロックを加圧した後、「きぼう」エアロックスライドテーブル上のMPEP※2 からJ-SSODを取り外しました。
- ※1 小型衛星放出機構(J-SSOD)による超小型衛星放出の第21回シリーズ
- ※2 親アーム先端取付型実験プラットフォーム(Multi-Purpose Experiment Platform: MPEP)
- 関連トピックス:「きぼう」から超小型衛星2機放出に成功!
船外ポート利用プラットフォーム
<中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)※3:HDTV-EF2※4カメラ撮影>
- 3月24日、J-SSOD#21で超小型衛星が放出される様子を撮影しました。
- 3月28日、29日、30日、地上から操作して撮影を行いました。
- ※3 中型曝露実験アダプタ(IVA-replaceable Small Exposed Experiment Platform: i-SEEP)による船外利用
- ※4 「きぼう」次世代ハイビジョンカメラシステム(HDTV-EF2)
革新的材料研究支援プラットフォーム(静電浮遊炉)
<静電浮遊炉(ELF)※5 を利用した実験を行っています>
- 3月22日、地上から多目的実験ラック2(MSPR2)を起動し、実験を開始しました。
宇宙実験を支える基盤技術の強化
<細胞培養装置(CBEF)※6 の機能確認>
- 3月22日から24日、地上から細胞実験ラックを起動し、設定の機能確認を行いました。
- 3月25日、CBEFのスライドレールを取り外しました。
- 3月30日、機能確認で使用したCO2の供給停止作業を行いました。
<固体燃焼実験装置(SCEM)※7 の機能確認>
- FLARE実験※8 に向け、3月21、25、28日、4月4日に、地上から多目的実験ラック(MSPR)を起動し、SCEMの機能確認を行いました。
<ライブイメージングシステム(COSMIC)※9 定期メンテナンス>
- 3月24日、COSMICの定期メンテナンスを行いました。
- 3月30日、地上からCOSMICを起動してログ取得などを行った後、COSMICの定期メンテナンスを行いました。
<「きぼう」搭載用ポータブル冷凍・冷蔵庫2(FROST2)の通信・制御ユニットの機能確認>
- 3月22日からFROST2の通信・制御ユニットの機能確認を地上からの制御で行っています。
研究者の内在的動機に基づく学術研究の推進
<Hicari-II※10(Run2)の実験終了>
- 3月21日、宇宙飛行士がRun1の試料カートリッジを温度勾配炉(GHF)※11から取り外し、Run2の試料カートリッジをGHFに挿入しました。その後、地上からGHFを起動し、シーケンスによる加熱の機能確認向けの真空引きを24日まで行い、4月2日まで地上からシーケンスによる加熱を行いました。
- 4月3日、Hicari-II(Run2)が終了しました。
継続実施中
船外ポート利用プラットフォーム
- 全天のX線天体の監視(MAXI)
- 高エネルギー電子、ガンマ線バーストの観測(CALET)
- 中型曝露実験アダプタ(i-SEEP)搭載装置:HDTV-EF2カメラの利用
- 簡易材料曝露実験ブラケット(Exposed Experiment Bracket Attached on i-SEEP: ExBAS)を利用した曝露実験
- 全固体電池軌道上実証装置(All Solid State Li-ion Batter: Space AS-LiB)
- ISS搭載型ハイパースペクトルセンサシステム(HISUI)*外部サイト
物質・物理科学分野、生命科学分野、他
資料
タイトル | サイズ | ID |
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今週・来週の予定 2022.4.4-2022.4.17 | [ pdf: 381.5 KB] | 73226 |
先週の実績 2022.3.21-2022.4.3 | [ pdf: 399.7 KB] | 73225 |