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2025.08.04
No.297
  • ファルコン9 ロケット

クルードラゴン宇宙船運用11号機(Crew-11)ミッション

  • ISS滞在クルー
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米国フロリダ州 ケネディ宇宙センター(KSC)39A射点から打ち上げられたCrew-11(Image by JAXA)

新着情報

国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在クルーの、油井亀美也、マイケル・フィンク、ジーナ・カードマン、オレグ・プラトノフ宇宙飛行士らが搭乗するクルードラゴン宇宙船運用11号機(Crew-11)は、2025年8月2日 00時43分(日本時間)に米国フロリダ州 ケネディ宇宙センター(KSC)39A射点から打ち上げられ、2025年8月2日 15時27分(日本時間)にISSの「ハーモニー」(第2結合部)へドッキングしました。

飛行概要

Crew-11ミッションは、スペースX社のクルードラゴン宇宙船運用11号機(Crew-11)をファルコン9ロケットで打ち上げる有人運用飛行であり、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし長期滞在の後、地球に帰還予定です。

飛行計画

Crew-11ミッションの飛行計画(2025年8月4日現在)

項目 計画
打上げ日時 2025年8月2日 00時43分(日本時間)
2025年8月1日 11時43分(米国東部夏時間)
射場 米国フロリダ州 ケネディ宇宙センター(KSC)39A射点
使用ロケット ファルコン9ロケット
宇宙船 クルードラゴン宇宙船運用11号機(Crew-11)
搭乗人数 4名
ドッキング日時 2025年8月2日 15時27分(日本時間)
2025年8月2日 02時27分(米国東部夏時間)

クルー

Image by SpaceX
油井 亀美也(Kimiya Yui)

JAXA宇宙飛行士。
1970年長野県生まれ。
1992年に防衛大学校理工学専攻卒業
2015年、第44次/第45次長期滞在クルーのフライトエンジニアとして国際宇宙ステーション(ISS)に約142日間滞在。滞在中は、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機のキャプチャ(把持)を含むロボティクス運用、宇宙環境を利用した日本および国際パートナーの科学実験、医学実験などを実施した。
今回が2回目の飛行となる。
Crew-11ではミッション・スペシャリストを務める。

Image by SpaceX
マイケル・フィンク(E. Michael Fincke)

NASA宇宙飛行士。
1967年、ペンシルバニア州生まれ。
1996年にNASA宇宙飛行士に選抜。1990年に年スタンフォード大学、2001年にヒューストン大学クリアレイク校にて理学修士号を取得。
第9次滞在クルー、第18次滞在クルー、STS-134としてISSに滞在。累計の宇宙滞在記録は382日間であり、これまでに9回の船外活動を経験している。
今回が4回目の飛行となる。
Crew-11ではパイロットを務める。

Image by SpaceX
ジーナ・カードマン(Zena Cardman)

NASA宇宙飛行士。
イリノイ州生まれ。
2014年、ノースカロライナ大学チャペルヒル校で理学修士号を取得。
同大学では、冷水湧出帯や熱水噴出孔、北極における微生物の研究に従事。複数回の南極探検も経験。
2017年、NASA宇宙飛行士として選抜。
今回が初飛行となる。
Crew-11ではコマンダーを務める。

Image by SpaceX
オレグ・プラトノフ(Oleg Platonov)

ロシア宇宙飛行士。
1986年、ロシア生まれ。
2008年から2014年まで戦闘機パイロットとして勤務し、2014年から2018年までは、ロシア沿海地方アルチョム市に所在する軍事部隊にて航空隊の司令官を務めた。総飛行時間は1,700時間以上。
2016年、極東連邦総合大学で学士号を取得
2018年にロシア宇宙飛行士候補者として選抜。
今回が初飛行となる。
Crew-11ではミッション・スペシャリストを務める。

※時刻は24時間制表記

※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA