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2025.03.17
No.292
  • ファルコン9 ロケット

クルードラゴン宇宙船運用10号機(Crew-10)ミッション

  • ISS滞在クルー
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米国フロリダ州 ケネディ宇宙センター(KSC)39A射点から打ち上げられたCrew-10(Image by JAXA)

新着情報

国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在クルーの、大西卓哉、アン・マクレイン、ニコル・エアーズ、キリル・ペスコフ宇宙飛行士らが搭乗するクルードラゴン宇宙船運用10号機(Crew-10)は、2025年3月16日 13時04分にISSの「ハーモニー」(第2結合部)へドッキングしました。

飛行概要

Crew-10ミッションは、スペースX社のクルードラゴン宇宙船運用10号機(Crew-10)をファルコン9ロケットで打ち上げる有人運用飛行であり、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし長期滞在の後、地球に帰還予定です。

飛行計画

Crew-10ミッションの飛行計画(2025年3月16日現在)

項目 計画
打上げ日時 2025年3月15日 08時03分(日本時間)
2025年3月14日 19時03分(米国東部夏時間)
射場 米国フロリダ州 ケネディ宇宙センター(KSC)39A射点
使用ロケット ファルコン9ロケット
宇宙船 クルードラゴン宇宙船運用10号機(Crew-10)
搭乗人数 4名
ドッキング日時 2025年3月16日 13時04分
2025年3月16日 00時04分(米国東部夏時間)

クルー

Image by SpaceX
大西 卓哉(Takuya Onishi)

JAXA宇宙飛行士。
1975年東京都生まれ。
2016年に、第48次/第49次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに113日間滞在。
滞在中は、シグナス補給船運用6号機(OA-5)のキャプチャや船外活動支援でのロボティクス運用、ISSの保全や宇宙環境を利用した日本および国際パートナーの科学実験などを実施した。
今回が2回目の飛行となる。
Crew-10ではミッション・スペシャリストを務める。
第73次長期滞在中にコマンダーに就任する。

Image by SpaceX
アン・マクレイン(Anne McClain)

NASA宇宙飛行士。米陸軍大佐。
米国ワシントン州生まれ。
2002年、米陸軍士官学校を卒業。
2013年、海軍のテストパイロット学校を卒業。
2013年、NASA宇宙飛行士として選抜。
2018年から2019年にかけて第58次/第59次長期滞在クルーとして204日間飛行し、2回の船外活動を実施した。
2023年、米陸軍戦略大学で理学修士号を取得。
今回が2回目の飛行となる。
Crew-10ミッションではコマンダーを務める。

Image by SpaceX
ニコル・エアーズ(Nichole Ayers)

NASA宇宙飛行士。
米国カリフォルニア州生まれ。
2011年、米空軍士官学校を卒業。
2013年、ライス大学で修士号を取得。
2021年までT-38およびF-22ラプターの飛行教官を務め、200時間を超える戦闘任務に従事。
2021年、NASA宇宙飛行士候補者として選抜。
今回が初飛行となる。
Crew-10ミッションではパイロットを務める。

Image by SpaceX
キリル・ペスコフ (Kirill Peskov)

ロシア宇宙飛行士。
1990年、ロシア生まれ。
2012年、航空学校を卒業後、2018年まで航空会社に勤務し、ボーイング757および767の副操縦士として3,000時間以上の飛行を経験。
2021年、ロシアの宇宙飛行士として選抜。
今回が初飛行となる。
Crew-10ではミッション・スペシャリストを務める。

※時刻は24時間制表記

※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA