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2025.08.12
No.292
  • ファルコン9 ロケット

クルードラゴン宇宙船運用10号機(Crew-10)ミッション

  • ISS滞在クルー
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カリフォルニア州サンディエゴ沖へ着水したCrew-10(Image by NASA/Keegan Barber)

新着情報

国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在クルー、大西卓哉、アン・マクレイン、ニコル・エアーズ、キリル・ペスコフ宇宙飛行士らが搭乗するクルードラゴン宇宙船運用10号機(Crew-10)は、2025年8月9日 7時15分(日本時間)にISSから離脱し、2025年8月10日 0時33分(日本時間)にカリフォルニア州サンディエゴ沖へ着水しました。

飛行概要

Crew-10ミッションは、スペースX社のクルードラゴン宇宙船運用10号機(Crew-10)をファルコン9ロケットで打ち上げる有人運用飛行であり、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし長期滞在の後、カリフォルニア州サンディエゴ沖に着水して帰還しました。

飛行計画

Crew-10ミッションの飛行計画(2025年8月12日現在)

項目 計画
打上げ日時 2025年3月15日 08時03分(日本時間)
2025年3月14日 19時03分(米国東部夏時間)
射場 米国フロリダ州 ケネディ宇宙センター(KSC)39A射点
使用ロケット ファルコン9ロケット
宇宙船 クルードラゴン宇宙船運用10号機(Crew-10)
搭乗人数 4名
ドッキング日時 2025年3月16日 13時04分(日本時間)
2025年3月16日 00時04分(米国東部夏時間)
ISSからの離脱日時 2025年8月9日 07時15分(日本時間)
2025年8月8日 18時15分(米国東部夏時間)
着水日時 2025年8月10日 00時33分(日本時間)
2025年8月9日 11時33分(米国東部夏時間)
※すべて24時間制表記。日本時間と米国東部夏時間を併記しています。

クルー

Image by SpaceX
大西 卓哉(Takuya Onishi)

JAXA宇宙飛行士。
1975年東京都生まれ。
2016年に、第48/49次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに113日間滞在。
2025年3月から2025年8月にかけて、第72/73次長期滞在クルーのミッション・スペシャリストとしてISSに146日間滞在。
第73次長期滞在中に日本人3人目のISS船長に就任し、クルーの指揮をとった。
今回2回目の宇宙飛行。
滞在中は、細胞における重力感知メカニズムの解明を目指すライフサイエンス実験など、多くの宇宙実験を実施した。

Image by SpaceX
アン・マクレイン(Anne McClain)

NASA宇宙飛行士。米陸軍大佐。
米国ワシントン州生まれ。
2002年、米陸軍士官学校を卒業。
2013年、海軍のテストパイロット学校を卒業。
2013年、NASA宇宙飛行士として選抜。
2018年から2019年にかけて第58次/第59次長期滞在クルーとして204日間飛行し、2回の船外活動を実施した。
2023年、米陸軍戦略大学で理学修士号を取得。
Crew-10ミッションではコマンダーを務め、今回が2回目の飛行となった。

Image by SpaceX
ニコル・エアーズ(Nichole Ayers)

NASA宇宙飛行士。
米国カリフォルニア州生まれ。
2011年、米空軍士官学校を卒業。
2013年、ライス大学で修士号を取得。
2021年までT-38およびF-22ラプターの飛行教官を務め、200時間以上の戦闘任務に従事
2021年、NASA宇宙飛行士候補者として選抜。
今回が初飛行となった。
Crew-10ミッションではパイロットを務めた。

Image by SpaceX
キリル・ペスコフ (Kirill Peskov)

ロシア宇宙飛行士。
1990年、ロシア生まれ。
2012年、航空学校を卒業後、2018年まで航空会社に勤務し、ボーイング757および767の副操縦士として3,000時間以上の飛行経験を持つ
2021年、ロシアの宇宙飛行士として選抜。
今回が初飛行となった。
Crew-10ではミッション・スペシャリストを務めた。

※特に断りのない限り、画像クレジットは©JAXA