くえすと
クエスト
Quest Joint Airlock
クエスト(エアロック)は、国際宇宙ステーション(ISS)組立てフライト7A(STS-104ミッション)で2001年7月にISSのユニティ(第1結合部)に取り付けられました。
クエストは、ISSで船外活動をする際の出入り口となるものです。これにより、ISSはスペースシャトルが結合していなくても修理や組立のための船外活動ができるようになり、ISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)と共に、ISSが自立した運用をするための重要な機能が備えられました。
クエストは、装備ロック(Equipment Lock)とクルーロック(Crew Lock)の、2つのチャンバーから構成されており、宇宙服の保管・装着、バッテリの充電、水や酸素の補給に必要な設備を備えています。また、米国の船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)に加え、ロシアのオーラン(Orlan)宇宙服の使用にも対応しています。
ISS組立てフライト7Aでは、クエストに高圧ガスタンク(High Pressure Gas Tank: HPGT)も取り付けられました。
クエストの仕様
項目 | 仕様 |
長さ | 5.5m |
直径 | 4m |
重量 | 6,064kg |
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