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船外活動ユニット
Extravehicular Mobility Unit: EMU
船外活動ユニット(Extravehicular Mobility Unit: EMU)は、船外活動中の宇宙飛行士を宇宙環境から保護するとともに宇宙飛行士の生命を維持するための装置で、米国が開発したものです。EMUは宇宙服アセンブリ(Space Suite Assembly: SSA)と生命維持システム(Life Support System: LSS)のふたつの部分から構成されています。
SSAは、上部胴体、下部胴体、ヘルメット、グローブ、冷却下着などから構成されています。また、内部の気密を確保し、熱環境、宇宙デブリなどから宇宙飛行士を保護するために、SSAは冷却下着を含めて14層もの生地から構成されています。
SSAの背中部分に取り付けられるLSSは、宇宙服の内部気圧と温湿度をコントロールし、呼吸用の酸素や電力を供給するほか、通信機能を提供します。
SSAの背中部分に取り付けられるLSSは、宇宙服の内部気圧と温湿度をコントロールし、呼吸用の酸素や電力を供給するほか、通信機能を提供します。
EMUの仕様
項目 | 仕様 |
内部気圧 | 0.3気圧(純酸素) |
最大連続運用時間 | 8時間 |
重量 | 約120kg |
寿命 | 30年(適切な保守により) |
サイズ | M,L,XLの3サイズに加え、手足の長さを調整することで対応 |
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